British Beat Before The Beatles 1955-1962 EMI 3CD

10年英国EMIからBritish Beat Before The Beatles 1955-1962という3枚組CDが発売された。
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前に聞いたことがあるようなタイトルだと思ったが…、思い出した。
93年に英国EMIが同じ企画でレコード・レーベルを横断して1955から1962に亘る7枚組のシリーズを発売した。
1枚に20曲収録されていたので140曲というスゴさだった。
↑これはVol.2だが、7枚とも全て廃盤だ。
日本でもブリティッシュ・ビート・ビフォアー・ザ・ビートルズ1955-1958のタイトルで、対象音源をEMI関連に限定し、対象期間も55年から58年に短縮して1枚のCDに29曲収録して発売された。
今度は本家EMIが、以下の副題で自社管理下の音源に限定して3枚組で発売したことになる。
90 recordings from the vaults of Parlophone, Emi Columbia, Top Rank & HMV showing the british beat scene before The Beatles triggered the beat boom.(ザ・ビートルズがビート・ブームの引き金を引く前のイギリスのビート・シーンを伝えるEMI傘下のレコード会社の倉庫からの90の録音)
British Beat Before the Beatles 1955-62
Pid
2010-10-12
British Beat Before the Beatles 1955-62

Amazonアソシエイト by

Pid
2010-10-12
British Beat Before the Beatles 1955-62

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↑140曲から90曲に減っちゃったけど、安いからしかたないな。
英国Amazonから送料込み12.67ポンド1,725円で手に入れた。
安過ぎて逆に気になるのが音質だ。
93年の音源の使い回しだったら最悪だ。
リマスターの表示はどこにも無いが、音質は秀逸なのでどうぞご安心を…。
16ページのブックレットには、有名どころの写真の他、1曲ごとのデータが意外と詳細に掲載されている。
しかし、その多くが米国のヒット曲の英国人によるカヴァーであり、面白みに欠ける。
だって、人が替わっただけで同じ英語で歌っているからね。
やはり、日本人が日本語でカヴァーするのとは違う。
↑東芝音楽工業のCD4枚組100曲のカヴァー集。
日本語詞が結構面白かった。
また、フランス人がフランス語でカヴァーするのともかなり違う。
↑フランスのレーベルを横断したオールディーズ4枚組。
米国のオリジナル・ヒットも収録さているが、多くのフランス語カヴァーも収録されていている。
因みにフランスAmazonで全曲試聴できる。
ただし、米国以外のどこの国にも英国のPresley、フランスのPaul Anka、日本のNeil Sedakaみたいな歌手はいたから、やはり英国だけ特別扱いするのは不公平だろうな。
特にその歌手のファンだったり、カヴァーされたレコードを買った人のことを考えると、その国以外の人が面白みに欠けるとか、資料的価値しかないなんて言ったら失礼だな。(反省)
「歌は世につれ、世は歌につれ」、昔の人は良いことを言ったもんだ。
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