感動! スペイン8日間 2010年11月18日から25日 その13

 前回に引き続きJTB中部旅物語スペイン8日間の旅の13回目。

 ツアー6日目11月23日午前7時30分。
 ホテル・バルセロ・アテネア・マール(Barcelo Atenea Mar)の1階で朝食。




























 ベッドのマークがホテル。↑
 ホテルの南側の競技場がオリンピック港公園(Parc del Port Olimpic)。

 午前8時30分にバスで市内観光に出発。
 実はこの日から運転手さんとバスが代わった。
 昨日までの運転手さんはマドリードに帰ったらしい。
 通常は別の団体を乗せて帰るのだが、空っぽのバスを運転して帰ったそうだ。
 それにしてもその運転手さん、非常にがんばってくれた。
 法律で定められた休憩時間でも、窓が汚れていればこまめに掃除してくれた。
 おかげで車窓からの眺めが良くて気持ちよかった。
 写真やビデオも綺麗に撮影出来た。
 少なくとも3回マドンナのこの曲が流れ、その度に口笛を吹いていた。
 ひょっとして、年が近いのかな?
 


 個人的には同じマドンナならフラメンコ・ギターをフィーチャーし、タイトルもスペイン語のLa Isla Bonita(美しき島)の方がピッタリだと思った。↓




 ところが、その日のバスの窓はお世辞にも綺麗とは言えなかった。
 海外ではこれが普通なのだけど、昨日までが綺麗過ぎた…。

 日本人のガイドさんが乗り込んできた。
 名前はグンジ(軍司?)さん。
 クセのない標準的な日本語を心がけるとのあいさつがあった。
 始めは面白味のない教育放送みたいな感じだった。
 その後、その印象が徐々に変わって行くのだが…。 
 落ち着いた語り口調に、味わいが加わり、少し毒が混じり出し、シニカルな人生観が散りばめられた。
 でも、思いっきりまじめそうな口調により、迷彩がかかってピンとこない。
 もしかして今話したのはウケ狙いのギャグなのか?
 笑うべき所なのか?
 笑っても良いのか?
 日曜早朝の宗教番組のような淡々とした口調とユーモアのギャップ。
 困惑し、幻惑され始めた。
 でも、内容は面白い。引き込まれる!
 グンジ・ワールドの中で迷子である。

 「みなさーん。人混みででは軽く鞄に手を当ててください。」
 「財布は出し易い所にしまうと、一般的にはスラれ易い傾向にあります。」
 「お気を付け下さーい。」

 「さーて、着きましたー。」
 「バスの出口は前と中央にありますが、座席前半の人は前から出てください。」
 「後半の人は中央からしか出れませんね。」
 「問題は中央よりチョット前の前半の人ですがー、」
 「あきらめて前から出てください。」
 「世界平和のためにご協力下さい。」
 以上を聖書を読むようにゆっくーり話すのである。
 前半の人が前から降りずに、中央から出ようとすると後半が停滞してしまう。
 当然、分かりそうなものだが、その点は前半の人のモラルに任されている。
 中には自分優先のズルイ人も結構いる。
 一方、グンジさんのようにはっきり説教するガイドや添乗員は少ない。
 ちょっと、スッキリした。

 バスを降りると強烈だった!
 サグラダ・ファミリア(El Templo Expiatorio de la Sagrada Familia)の雄姿。
 日本語の正式名称は聖家族贖罪教会、通常は聖家族教会と呼ばれる。

画像



















 お目当ての教会が修復のため足場が組まれたり、クレーンが設置されていると興ざめしてしまうのだが、これほどクレーンが似合う教会は他にないと思う。
 カッコイイ!!!
 グンジさんによると、
 「何だかよくわからない! でも、ちょっと気持ち悪い(キモい)…。」
 誰か有名な人の感想だそうだ。(誰だったかなー?思い出せない。)
 そう言われてみると、ハンス・ルドルフ・ギーガー(Hans Rudolf Giger)が描いた映画エイリアン(Alien、79年公開)の原画を連想してしまった。(ちょっとだけど…)

画像



















 正面のお土産やに寄ってから入場し、40分の自由時間となった。
 「30分のガイド・ツアーを行います。」
 「参加は自由です。」
 「途中で抜けるのも自由です。」
 「途中で振り返って誰もいなくなったらツアーは中止します。」
 「誰もいないのに1人でしゃべってたらオカシイですから。」
 グンジさんがゆっく-り説明した。
 10分間のトイレ休憩もしっかり付いているそうだ。(笑)
 自由行動ではなく、ガイド・ツアーを選択。

 別料金が必要なのだが(2 or 2.5ユーロ?)、エレベーターで展望台に昇ることも出来たそうだ。
 その時説明もなかったし、建築中の教会に登れるなんて思ってもみなかったので、エレベーターのことは後で知った。
 グンジさんの説明は面白かったし、勉強になったので、後悔はしていない。
 でも、事前に知っていたら迷っただろうなー。
 教会そのものを取るか、それとも、教会からの景色を取るか。
 2者択一だったら、あなたはどちらを選ぶ?
 教会そのものの魅力とガイドの技量にもよるのかな…。
 函館山に登るのは、登るのが目的ではなく、恐らく景色を見るのが目的だ。
 サグラダ・ファミリアには、そのものに圧倒的な魅力とエネルギーがある。
 サグラダ・ファミリアの写真とサグラダ・ファミリアからの景色の写真。
 たぶん、後者は「ここからの景色は絶対見逃すな!」には該当しないだろうな。
 やはり、ケース・バイ・ケースと言うところか。
 
 資金難と国民性から1882年の着工から完成まで200年かかると言われていたが、スペイン人の仕事にしては近年はかどっているそうで、アントニオ・ガウディ(Antonio Gaudí)没後100年に当たる2026年の完成を目指している。
 尚、主任彫刻家の外尾悦郎氏は建築方針を巡る意見の対立から辞任するとか既に辞任したという噂が流れていた。
 聖書の「神様はお急ぎにならない。」をモットーにしているそうで、急ピッチで進む工事に異を唱えたそうだ。



 2010年11月7日ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)がサグラダ・ファミリアで正式に教会と認定する聖別のミサを行った。



 かなり壮大な儀式だったようだが、日本ではほとんど話題にならなかった。
 着工から128年にして法王庁が上位の教会「バシリカ」に認定されたことで、従来の観光客に巡礼者が加わることになるので、完成すればとてつもない数の人々が訪れることになるらしい。
 ローマ・カトリック教会にとっては重要な出来事だったらしい。
 わずか16日前に、この建築現場が、華やかな式典の舞台だったとは…。 

  続きは次回で…。

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