Bob Dylan (ボブ・ディラン) Original Mono Recordings その1

 Bob Dylanの初期のアルバムがオリジナルMonoで再発された。
 01年に米国Sundazed RecordsからMono LPが180グラムの重量盤で復刻されているが、マニアの間でしか話題にならなかった。

Highway 61 Revisited [12 inch Analog]
Sundazed Music Inc.
2001-05-29
Bob Dylan

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 ↑180g Mono LP 

 マニア向けの音源がCDで気軽に聴けるようになった訳だ。メデタシ!

 一足早く輸入盤が発売されており、レビューが出始めているのだが、この生きた伝説とも言える米国の大スターに対するファン心理が交錯し、賛成・反対と色々な意見があって面白い。

Original Mono Recordings
Sony Legacy
2010-10-19
Bob Dylan

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 ↑輸入盤。

 前回説明したとおり、ファンとしてはまだ初心者なのだが、比較検討してみたい。

 まずは、一番聴き込んだHighway 61 Revisited(追憶のハイウエイ61)から。
 65年8月30日発売 録音場所 ニューヨーク Columbia Studio A

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 ↑Stereo盤 Columbia CS 9189

 まず、問題なのは65年当時、米国ではStereoとMonoのどちらが主流だったかということだ。
 ColumbiaがStereo録音を開始したのは56年であったが、民生用の再生機器が普及していなかったため、しばらくはMonoのみの発売だった。
 実際にStereo盤が発売され始めたのは58年頃からであり、その後68年頃までMono盤とStereo盤の併売が続いていた。その期間が10年であることを考えると63から64年頃が分岐点となるのかな? 

 ただし、MonoとStereoのどちらに重点を置くかは、Stereoプレーヤーの普及に関係なく、録音スタジオの設備状況やプロデューサーの信念とかに左右されることの方が多かった。
 例えば、同じColumbiaでありながらハリウッドで録音されたThe ByrdsのMr. Tambourine Man(65年6月21日発売)は、マルチ・トラック録音されているもののリアルStereoとはほど遠く、左・中央・右に適当にトラックを割り振った違和感のあるミックスとなっている。

Mr. Tambourine Man
Columbia
1996-03-07
Byrds

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 ↑Stereo盤 Columbia CS 9172

 一方でMono盤は音の分離と鮮度ではStereo盤に劣るものの、独特のエネルギー感と迫力がある。 

Mr Tambourine Man (Hybr)
Mobile Fidelity Koch
2006-02-07
Byrds

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 ↑Mono盤 Columbia CL 2372
 想像ではあるが、Mono盤に重点が置かれているようで、とりあえずStereo盤も作りましたという感じ。

 レーベルは違うが、最も分かりやすい例が65年12月3日発売のThe Beatlesの英国盤Rubber Soulであり、明らかにMono盤に重点が置かれ、Stereoミックスにはメンバーの1人も立ち会っていない丸投げ状態。

ラバー・ソウル
EMIミュージックジャパン
2009-09-09
ザ・ビートルズ

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 ↑09年リマスターStereo盤。
 Stereo盤は例えば左から歌、右から演奏、中央からは何も聴こえないというような信じられないミックス。

The Beatles In Mono
EMI
2009-09-09
The Beatles

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 ↑輸入盤Monoボックス。
 Stereo盤は音の分離は良いものの音に隙間が多い印象だが、Mono盤は音がひとかたまりだが音の密度が濃くて迫力がある。
 尚、Rubber SoulとHelpはMonoとオリジナルStereoミックスの2イン1。

 それではBobに話を戻そう。
 私が愛聴しているのはハイブリッドSACDなのだが、完璧なリアルStereoであり、ミックスには全く不満はない。
 また、音の分離と鮮度が良く、音に厚みと切れがあり、音場に奥行きと広がりがあり、音像がくっきりと浮かび上がり、迫力もあり、とにかく素晴らしい音質である。

Highway 61 Revisited (Hybr)
Sony
2003-09-23
Bob Dylan

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 ↑03年発売米国盤SACD。なぜかジャケットはMono盤を採用。

 それでは、Mono盤に話を移そう。↓

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 ↑Mono盤 Columbia CL 2389 

 あくまでも本アルバム単独の評価ではあるが、Stereo盤の丁寧なミックスを考えると、Stereo盤に重点が置かれていたと思われる。
 よって、元々のStereo盤の内容が良かったこともあり、Mono盤Rubber Soulのようなマジックは本作には感じられなかった。
  
ボブ・ディラン・モノ・ボックス
SMJ
2010-11-10
ボブ・ディラン

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 ↑国内盤。

  次回に続く…。

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