スピーカー・ケーブル BELDEN ベルデン 8470 16GA その20

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 前回に引き続きスピーカー・ケーブル BELDEN ベルデン 8470 の20回目。

 前々回よりバイ・ワイアリングに挑戦し、今回は

 中高域にスピーカー端子Bから3メートル27センチ、

 低域にスピーカー端子Aから3メートル19センチを接続した。

 正三角の頂点でオーケストラを聴いてみて感じたのは、音場の再現性の見事さだ。
 オケが扇状にスピーカーの間に定位し、各楽器の左右・前後の配置までも再現されている。
 音像については、音の輪郭がカチッとはっきりしており、まさにそこにあるという感じ。
 Stereo感もバッチリである。
 
 しかしである、覆っていたベールが取れて高音のヌケが良くなったのだが、強奏の部分では金管だけ肥大化する傾向にある。
 どこか高音と低音のバランスが悪い感じがする。

 そこで、スピーカーから5メートルほど離れたリビングの片隅で聴いてみる。
 部屋中に適度に反響し、音が溶け合って柔らかくなり、非常に気持ち良い。
 しかし、Stereo感はほとんど無くなってしまう。
 BGMで何となく音楽を流すにはちょうど良い感じ。

 やはり、大音量の割にはスピーカーから近過ぎるためなのだろうか?
 もしかして、端子AとBの長さが違っているからか?
 もう一度、端子Bだけのシングル・ワイアリングに戻してみた。

 バランスは改善された。
 音像の輪郭が緩んで、音が柔らかくなった。
 Stereo感は失われていないが、扇状のオケが崩れ、明確であった楽器の位置関係も少しあいまいになった。

 さしずめ、バイ・ワイアリングはマルチ・マイク録音で各楽器の音を、すぐ近くで詳細・緻密に拾い上げ、定位まで含めて組み合わせたというイメージ。

 一方、シングル・ワイアリングはワン・ポイント録音で、ホールに拡がって溶け合った音を、少し離れたベスト・ポジションでキャッチしたというイメージ。

 どちらも同じ音源(同じ録音方法)なので、あくまでも、試聴した上での特徴をイメージで表現しただけと思って欲しい。
 そもそも、バイ・ワイアリングの端子AとBの長さが違うので、ちゃんと揃えると状況が変わるのかもしれない。
 ただ、本気でバイ・ワイアリングを突き詰めて行くと、何かと難しそうというのが正直な感想。

 最終的には個人の好みで選択すれば良いと思うし、私自身としては実際のコンサート・ホールでは、ワン・ポイント録音の聴こえ方に近いと思うので、当面はシングル・ワイアリングを選ぶことにした。

 でも、「音の焦点」が3メートル27センチとは思えないし、もう少し切ってみようかな…

 そう言えば、追加注文したケーブル(4メートル×4本)が届いた。
 しかし、1ヶ月以上取り組んできて、現在のところ再度挑戦する気力も体力もない。

 とりあえず、スピーカー・ケーブル BELDEN ベルデン 8470 16GA に関する連載は今回を以って最終回としたい。
 長い間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 でも、ちょっと高音が耳に付くな。
 もう1センチ切ってみようかな…。
 もしも、満足する音に辿りつけたら、改めて報告します。
 それでは…。

 P.S.番外編はこちら

 

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