Go-Go's (ゴーゴーズ) Beauty And The Beat 30周年盤 その3

前回に続きGo-Go'sの1stアルバムのデラックス盤beauty and the beat 30th anniversary editionの3回目。
前回は80年12月にGirlschoolやThe Textonesでギターを担当していたKathy Valentineがベースで参加し、最強のラインナップがそろったところまでお伝えした。
ここまでの音源については2枚組ベストに多数収録されている。↓
Return to the Valley of the Go-Go's
94年10月18日に発売
↑米国ではレア音源満載の2枚組で発売された。
一方、英国や日本では曲数を絞って1枚で発売された。↓
私は米国盤を手に入れたのだが、ブックレットには確信犯的な下着姿や乱交(バカ騒ぎ)の写真が多数収録されていて素晴らしかった。
録音データがもう少し詳細だったら言うことなしだった。
音質は悪いが79年2月と80年1月のライブ用のリハーサル音源や79年8月のサンフランシスコMabuhayやビデオでも発売された81年12月のロサンゼルスPalos Verdes High Schoolでのライブ音源も収められている。
それと80年のデモ5曲から3曲が収録されている。↓
この2曲とシングル発売された2曲で合計4曲となるのだが、残りの1曲は何だったんだろう?(自己紹介だったりして…)
81年4月I.R.S. (International Record Syndicate) Recordsとの契約に漕ぎ着け、念願の米国でのレコード・デビューを果たした。
Our Lips Are Sealed / Surfing and Spying
81年6月12日発売 I.R.S. Records IR9901
81年12月12日全米20位
この曲はギターのJane WiedlinとThe SpecialsのヴォーカルTerry Hallとの共作である。
Terry Hallは81年に結成したFun Boy Threeでセルフ・カバーしている。
Our Lips Are Sealed / Our Lips Are Sealed (Urdu Version)
83年4月発売 全英7位
プロデューサーはDavid Byrne
Go-Go'sのシングルが最高位となるのは12月であり、ヒットするのに6ヶ月も要したのだが、シングル発売後1ヶ月で1st LPが発売された。
1st LP Beauty And The Beat
81年7月8日発売 I.R.S. Records SP 70021
私が持っている90年盤CDの日本語解説のプロダクション・ノートにはこう書いてあった。
Special Thanks Goes To Rodney Bingenheimer, Madness, and The Specials.
Rodney Bingenheimerって誰だ?
伝説的なロサンゼルスのD.J.で、才能ある新人を応援したことで有名。
これはと思ったアーティストは、ヘビー・ローテーションでパワー・プッシュし、数多くブレイクさせた実績を持つらしい。
Go-Go'sの他にも英米問わずThe Runaways、Blondie、The Ramones、Van Halen、Duran Duran、Oasis、The B-52s、X、Sex Pistolsなどがあるが、最も有名なのが83年3月25日に西ドイツで1位となったNenaの99 Luftballons(ロックバルーンは99)だ。↓
↑83年2月28日のテレビ映像。(かなりイメージが違う)
これに目を付けたのがRodney Bingenheimerであり、彼が米国でプロモートしたことでドイツ語の歌詞にもかかわらず84年3月3日全米2位となった。それどころか世界中でも大ヒットした。↓
10年3月の映画The Runawaysのプレミア試写会での映像。↓
恐らくGo-Go'sもRodney Bingenheimerのパワー・プッシュによりチャートを6ヶ月かけて上昇していったのだと思われる。
そして、2ndシングルに選ばれたのは再びWe Got the Beatだった。
続きは次回で…。
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