Bob Dylan(ボブ・ディラン) Witmark Demos 1962-1964 Vol.9

 Bob Dylanのブートレッグ・シリーズ(Bootleg Series)9がMono Boxより少し遅れて到着した。
 先にこのDemo集についてレビューしたい。
 始めに白状しておくと、私はBobの熱烈なファンではない。
 だから、The BeatlesやJohn Lennonのように冷静さを失わずに少しは客観的に考えることが出来ると思う。

 その前に私の持っているBobのCDを紹介しておくと、
 Greatest Hits(国内盤ファースト・プレス)CD
 Highway 61 Revisited(国内盤ファースト・プレス)CD
 Blonde On Blonde(国内盤スーパー・ビット・マッピング)CD
 Bootleg Series1-8(国内盤、Vol.5のみ未購入)
 輸入盤SACD(Highway 61 Revisited、Blonde On Blonde)
 国内盤SACD(上記2枚とSlow Train Comingを除く全て)

 お分かりいただけると思うが、Bobの場合は歌詞と対訳は必須ということで国内盤で買い揃えてきた。
 輸入盤で持っているのは既に国内盤CDを持っているSACD2枚のみ。
 廃盤となったSlow Train Comingの国内盤SACDを機会があったらゲットしたい。
 それと初回特典のDVD付きを買い逃した国内盤Bootleg Series Vol.5も…。
 今さらBiographを買う意味があるのか迷っている。
 お気づきと思うが、SACD化されていないデビュー・アルバム等の60年代の重要なアルバムが漏れている。(本当だ、熱烈なファンじゃない!)
 音質重視派の私としては、Sonyは全てのアルバムをSACD化してくれると期待していたので…(裏切られた!最近のBlu-Spec CDって何だ?SonyはSACDのオリジネーターなんだろ?ユニバーサル・ジャパンを見習って欲しい!)

 因みに94年の3回目の来日公演には行きました。
 名古屋公演は現在Cop10の会場となっている白鳥センチュリー・ホールだった。
 今年のZepp Nagoyaでの公演は行かなかった。
 前の週にJackson BrowneとSheryl Crowの公演に行って、ステージとの近さに唖然とし、絶対買うべきだったと大後悔した。(あんなに近いなんて反則だ…涙)

 ここまでを整理すると、私はBobの熱烈なファンではなく、主に国内盤を集めており、音質重視派であるということ。

 今回の2枚組はBobが62年から64年に著作権登録のため音楽出版社用に録音したものだ。

HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム ←国内盤。

  Demonstration Recording(いわゆるデモ録音)は、作者が出版社やレコード会社への売り込み、もしくは登録のための録音。
 リスナー向けの観賞用の録音ではなく、要するに事務用の録音で内容が伝われば十分というしろもの。
 レコード化は想定しておらず、正式な録音ではなく、場所や機材もまちまちな録音。
 60年代前半ということを考えれば、高音質は望めるはずがないし、望んじゃいけない。

 今回は価格差があり過ぎるので国内盤ではなく、輸入盤を選択した。
 Amazonの予約特価と輸入盤2枚以上のセールで1,392円は破格だった。

Witmark Demos: 1962-1964 the Bootleg Series 9
Sony
2010-10-22
Bob Dylan

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Witmark Demos: 1962-1964 the Bootleg Series 9 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

 ↑予約特価は終わっちゃったけど、まだ安いね、円高だし。

 それと、著作権登録用だから、ほとんどの曲がオリジナル・アルバムに収録されているので歌詞・対訳は不要と判断した。
 輸入盤には60ページの分厚いブックレットが付属していおり、時代背景や出版業界等を語ったライナーノーツは力作だが、1曲毎の基本的な録音データは皆無だ。
 曲名とBob Dylan - Vocal, Guitar, Piano, Harmonicaとあるのみ。
 長文のライナーノーツの翻訳は骨が折れるので、日本盤も魅力だが2,000円の価値があるのかな?
 日本独自に1曲毎の録音データが完備されていたらスゴイけど…。
 63年7月10日、ニューヨーク、○○社、倉庫で録音とか、たぶん無理だな。

 パフォーマンスとしてはどうか?
 ネットを見ると、結構批判や文句が書かれている。

 ??????

 事務用に正確に記録することが目的であり、ある種教則本的になるのは当然。
 でも、Bob Dylanが自ら弾き語りで歌うことだけで十分な魅力がある。
 それ以外に何が必要なのかな?
 一般のリスナーに薦められるか別として、
 この歌を聴いて、あなたビリビリ痺れませんか?
 ブートレッグ・シリーズって、そもそも熱烈なファンのためのものだろ?
 「一般のリスナーに…、ビギナーに…」なんていうこと自体おかしくないか?

 ところで、このDemoにドラムスやベースやバック・コーラスをオーヴァー・ダビングして楽曲として仕上げようなんて蛮行が音楽業界にはよくある。
 素材はBob Dylanだからプロデュースしたくなるよなー。
 でも、素材のままで十分です。

 最後に音質としてはどうか?
 ネットを見ると、これまた批判や文句が書かれている。
 音が悪いって、何との比較かな?
 ひょっとして、21世紀に入っての最新録音との比較なのかな?

 確かに一部不安定になるところもあるし、同時期の正式なスタジオ録音と比較すれば、音は悪いのだろう。
 でも、それは相対的なことであり、私の中での絶対的基準では、音は良い。
 十分試聴には耐えられクオリティーはあるし、聴き苦しい所などはない。
 Mono録音だからなんて言う人がいれば、全くナンセンスだし、
 途中でドアがバタンと鳴ったり、ゲボッと咳をするのは、奇妙な臨場感がある。
 我が家のオーディオでは、気持ち良く鳴ってくれて最高にハッピーな日曜日だ。

 ここまで書いて、ふと思った。
 もしかしたら、私はBobの熱烈なファンだったのかな?
 いや、アルバムは全部持っていなし、今年のコンサートにも行ってない。
 そんなこと思ったら、本当のファンに叱られる。
 ゴメンナサイ。

 それでは次回、Mono Boxについてレビューしたい。

Original Mono Recordings
Sony Legacy
2010-10-19
Bob Dylan

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Original Mono Recordings の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

 ↑輸入盤。

ボブ・ディラン・モノ・ボックス
SMJ
2010-11-10
ボブ・ディラン

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ボブ・ディラン・モノ・ボックス の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

 ↑国内盤。

 次回(Original Mono Recordings)に続く…。

"Bob Dylan(ボブ・ディラン) Witmark Demos 1962-1964 Vol.9" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント