Linda Perhacs(リンダ・パーハクス) Parallelograms(1st LP+α)

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ず~っと気になっていたアルバム。
アシッド・フォークの女王?
いったい誰? まったく知らなかった女性。
アシッドって何?サイケデリック・フォークのこと?
サイケのイメージってどんな感じ?
ドラッグ? トリップ? ヒッピー?
タイトルの「平行四辺形」に隠された意味があるの?
でも、このジャケットいいよねー。
イメージどおりだったらいいな…。

いわゆるジャケ買いしたのだけれど、1曲目からよかった。
雨  風  太陽  夏  草原  
多重録音されたコーラスが波のように押し寄せる。
声質も良いし、歌も上手。
大自然の息吹みたいなものがスライド・ショーのように展開される。

聴き進めるうちに大自然との関わりだけではなく、
人間関係とかにも独自の視点を持った、
深い精神性と言うか芸術性や創造性を強く感じた。

 種明かしとなる生い立ちから録音に至るまでの経緯はLinda自身の言葉でライナーノーツに語られているのだが、本作のプロデューサーであり、元々は著名な映画作曲家Leonard Rosemanとの出会いが無ければ、この作品は世には出ていなかったのだろう。
 プロを志向していない女性の作品に興味を持ち、発表を勧めるという大胆さ、彼の人脈で腕利きのミュージシャンが集められ70年Kapp Recordsから本作は発売された。これは全くの偶然のようであるが、才能のある人どうしが互いに引き寄せられるのは、ある種必然なのだろう。

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 ただ、残念なのは無名の新人の作品ということで、業界で全く話題とならなかったし、Kappも全くプロモーションしなかったとのこと。(これにはLinda自身かなり怒っていた。)そして、歴史に埋もれることとなった。

 恐らくインターネットの普及が無ければ、本当に忘れ去られ、仮りに話題となっても属人的か局地的がせいぜいで、ここまでのことにはならなかったのだろう。
 03年米国Wild PlacesがCD復刻したが、どうもLPからの盤起こしだったようだ。05年にはLinda所有の(マスター?)テープからボーナスを6曲追加して再発されており、08年には英国Sunbeamより05年のBBCインタビューと78年の未発表曲を1曲追加して再発された。 

Parallelograms
Sunbeam
2008-09-01
Linda Perhacs

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 ボーナス収録されたIf You Were My Manの素晴らしいことか。(Demoと別テイクとあるが、マスター・テイクはどこに行ってしまったのか…)それにしても良い曲が多く、買って大正解だった。 
↓ブックレット内に掲載されているイラスト。ブックレットの裏には小さいけど歌詞も記載されている。
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 最後に、何回か聴いてみてアシッド・フォークとかジャンルがどうこう言うのではなく、Joni Mitchelのように一人の女性シンガー・ソング・ライターとしてとらえた方が良いと思った。音質は良好。オススメの1枚。
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