Foreigner (フォリナー) 4 SACD Hybrid + bonus

これでワーナー・ミュージック系のSACDはEaglesのHotel CaliforniaとLind RonstadtのWhat's NewとFleetwood MacのRumoursに続いて4枚目となる。
本作は95年に一度リマスターされており、私はその輸入盤を持っている。
続いて02年にはボーナス曲を追加して再度リマスターされている。
対象は1stから4thまでであったが、本作については既に持っていたので、
1stから3rdを輸入盤で揃えた。
↑95年盤と02年盤とでは、ボーナス付きで、普通なら音質が良いはずの02年盤をオススメする。(持ってないのでので、断言できないが…)
実は前年の01年にはDVD-Audioが発売されており、ボーナス2曲が同じところから、02年のリマスターCDに音源が流用されたとものと思われる。
↑マルチ・チャンネルが売りだが、既に廃盤で高値で取引されている。
今回のSACDは11年DSDマスター使用とあり、同時に発売された他のアーティストも同じなのだが、本作だけちょっと違う。
なんとボーナス2曲も収録されているのだ。
???
元々DVD-Audioに収録されていたのだから普通では?
他のDVD-Audioは収録されてなかったのだから、無くて当然では?
要するに今回SACD化されたシリーズはDVD-Audioの焼き直しということだ。
いくら11年DSDマスターを新たに作ったとしても、音源は同じ可能性が高い。
たぶん、この10年間のリマスター技術の進歩が、反映されているとは思うのだが。
でも、実際に聴いてみて、そんな不安は関係なかった。
素晴らしい音質!
「騒々しい」と「迫力がある」の違いを実感させられる。
このレベルなら何の問題もない。
音の厚みが増し、ブワ~ンと音の波が押し寄せてくる。
ヴォーカルと演奏の分離も良くてキレがある。
ドラムスのドコドコが腹に伝わってくる。
シンセサイザーのフワッとした浮遊感。
気持ちいいねー。
マルチ・チャンネルもスゴイらしいけど、2チャンネルのピュア・オーディオを追求する者としてはこれで十分だ。
それにしても、この10年間DVD-Audioでこれに近い音質で聴いていた人がいると思うと、今更ながらうらやましく思う。
シングル・レイヤーではなかったけど、とにかくSACD化してもらえてありがたかった。
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