Complete Pop Instrumental Hits of the Sixties 1960

HMVジャパン

 タイトルどおりだったらスゴイCDが発売された。

 Complete Pop Instrumental Hits of the Sixties, Vol. 1
 1960
 Original Versions Of Every U. S. Charted Single
 81 Songs 3 CDs
 Highest Quality Sound

 どうも60年代のポップ・インストゥルメンタル・ヒッツをオリジナル音源で完璧に収録することを目指しているようだ。
 本作はVol.1で1960年にTop 100にチャート・インした81曲を3枚のCDに収録している。
 Top 40ではなく、Top 100である!
 それも全曲である。
 スゴイ!!!

 心配なのは発売元がイギリスの聞いたことのないレーベルということだ。
 本当に大丈夫か?
 オリジナル音源と言っても、マスター・テープじゃなく、ハイ・ジェネレーションのコピーだったり、レコード盤起こしだったりして、海賊盤並みの劣悪な音質の可能性もある。
 時には、オリジナル・アーティストによる再録音が紛れ込んでいたり…。

 まあ、それでも資料的価値はきっとあるのだろう。
 だまされたと思って、買ってみた。

 イギリスのHasmick Promotionsというレーベル。
 チェコ共和国で製造。
 本当に大丈夫か?

 All Tracks MONO ( * Except STEREO As Noted )
 Original 45 Rpm Single Version
 Digitally Remastered For Highest Quality Sound
 Total Time 196 Minutes

 ????? Visit Eric Records

 米国の復刻専門レーベルEric Recordsと関係があるのなら期待がもてるぞ!
 本当にリマスターされていたら奇跡だ!

 その前に、本当にチャート・インした全曲が含まれているのか調べよう。

Joel Whitburn Presents the Billboard Hot Charts 100: The Sixties
Hal Leonard Corp
Joel Whitburn

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 ↑これ持ってるんだけど、毎週チェックしていくのは結構大変だ。
 毎週Top100内で入れ替わりがあるし、上がったり、下がったり、いつ最高位になったかは自分で調べないといけないし、致命的なのはインストゥルメンタルの表示がない!
 替わりにStereo盤も発売されている場合にはの表示がある。

 そう言えば、もっと良いのがあった。


 ↑これだと1年毎に1位から100位まで全曲並んでいるので楽だ。
 何よりもインストゥルメンタル曲にはイニシャルのが表示されている。
 を数えると71曲

 ?????

 Disc1に28曲
 Disc2に26曲
 Disc3に27曲合計81曲だ。
 各Discに最高位になった日(Peak Date)の順番で収録されている。
 例えばDisc1の1曲目は、
 タイトル、作曲者、アーティスト、最高位、ピーク・デート、収録時間
 1. Smokie(Part 2) (Bill Black) Bill Black Combo #17 1/11/60 2:07
 念のために60年1月4日のTop100を調べてみたが、それは後で…

 Disc3の17曲目は、
 17. (Let's Do) The Hully Gully Twist (Billy Butler / Bill Doggett) Bill Doggett #66 12/31/60 2:05

 ここで気づくのは、Disc3の18曲以降の10曲はボーナスということ。
 この場合のボーナスって何だ?
 Stereo盤等のミックス違いが収録されているのか?

 違った。
 60年のチャートにも登場するが、ピーク・デートが59年で本来なら59年に分類される曲が4曲。
 18. The Clouds The Spacemen #41 11/16/59
 19. In The Mood Ernie Fields Orchestra #25 11/23/59
 20. Reveille Rock Johnny & The Hurricanes #4 12/14/59
 21. Tear Drop Santo & Johnny #23 12/21/59 
 ※確かに4曲とも60年1月4日のTop100にチャート・インしている。
 
 惜しくもTop100に入れなかった曲が1曲。
 22. Theme From "The Dark At The Top Of The Stairs" Chet Atkins #103 10/17/60

 ヴォーカル曲だがスキャットがあったり演奏メインの曲が1曲。
 23. Foever The Little Dippers #9 3/28/60

 どうしてか分からないのが1曲。
 24. The Madison Al Brown #23 5/16/60

 ピーク・デートは59年だが58年10月10日から64年2月7日まで米ABCで放送されていたテレビ番組のタイトル曲が2曲。
 25. 77 Sunset Strip Don Ralke #69 4/27/59
 ※男性コーラスだけのMonoシングル盤
 26. 77 Sunset Strip (別テイク、Stereo盤) Don Ralke #- -/-/-
 ※男女混声コーラスのStereo盤

77 Sunset Strip
Collector's Choice
2005-01-04

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 ↑59年に最高3位になったテレビ・サウンドトラック盤。
 オープニングのタイトル曲は男女混声コーラスでイントロにブラスが追加されている。
 05年に米Collectors Choice Musicより復刻された。
 新興のWarner Bros.が最新の録音機材を使用したので音質は秀逸。
 美しいリアルStereo録音だ。
 ブラスの抜けもスカッと気持ちイイ!
 音楽指揮はWarren Barker。
 演奏はWarner Bros.のスター演奏家とあるだけではっきりしない。
 内容はJazzを基調にしており、アップ・テンポの曲からスローな曲まで実に素晴らしい。
 ライナー・ノートにあるとおり雰囲気はHenry ManciniのPeter Gunnに似ている。
 オシャレでスリリング。ジャンルとしてはCrime Jazzと言うそうだ。

The Music from Peter Gunn (1958-1961 TV Series)
Buddha
1999-06-15

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 ↑59年10週1位となった大ヒット・テレビ・サウンドトラック。
 99年にBMG傘下のBuddha RecordsからCD復刻された。
 本編12曲に同年7位となった続編More Music From Peter Gunnから4曲を追加収録している。
 99年と少し古いが、元々がRcaのLiving Stereoシリーズだから音質は秀逸。
 最新のリマスター技術ならブラスの強奏部分の抜けがもっと良くなるかも知れない。
 
 最後が本当にオマケで、これも収録しちゃえ!って感じ。
 27. Red River Rock Johnny & The Hurricanes #5 9/7/59
 ※Johnny & The Hurricanesには59年にもう1曲、61年にも1曲Top100ヒットがあるので、完璧とはいかなかったが、Vol.2 1961に収録されるだろうから惜しいね。

 Johnny & The Hurricanesについては3枚組のベスト盤が発売されているので、こちらを参考にして。

Vol. 1-Complete Pop Instrumental Hits of the Sixti
Complete 60s
2011-06-21
Complete Pop Instrumental Hits of the Sixties

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 さて、肝心な音質の話に移ろう。
 5段階評価で、5.秀逸、4.良好、3.普通、2.悪い、1.聴くに耐えない、とした場合。
 5や2も一部あるが、4か3が多い。
 はっきり言って素晴らしい。
 81曲もあってこの水準は快挙である。

 Top40を収集している私の収穫は5曲。
 Summer Set Monty Kelly & His Orchestra #30 4/4/60
 Theme For Young Lovers Percy Faith & His Orchestra #35 6/27/60
 The Theme From "The Unforgiven"(The Need For Love) Don Costa & His Orchestra #27 7/4/60
 Last Date Lawrence Welk & His Orchestra #21 12/12/60
 The Madison Al Brown #23 5/16/60
 ボーナスで追加されたAl Brownがラッキーだった。ヤッタ!

 このシリーズ今後も期待大だ!!!

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