Paul McCartney(ポール・マッカートニー) McCartney デラックス盤

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 10年に発売されたBand On The Run -Deluxe Editionに続きPaul McCartneyのソロ・アルバムが2枚がデラックス盤で発売された。
 レーベル移籍に伴う93年以来のリマスター復刻となったもので、1枚もの、2枚組、2枚組+DVDの3種類が発売されたのだが、日本盤は1枚ものを除きShm-CD仕様となっている。
 Band On The Runは国内盤のデラックス盤(3Shm-CD+DVD)を買ったのだが、今回の国内盤の2Shm-CD+DVDは高過ぎたので米国盤を購入した。

Mccartney
Hear Music
2011-06-09
Paul Mccartney

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 ↑米国盤2CD+DVD。

 このアルバムを初めて買ったのは80年12月中旬のことだった。
 12月8日後期中間テストの真っ最中にJohn Lennonが殺された。
 そんなことはデマだと決め付け、テスト期間が終わったらDouble Fantasyを買うことにして自分の心に折り合いを付けて勉強した。

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 ↑10年発売の2枚組Double Fantasy Stripped。
 
 テスト期間が終わりレコード屋に行くと、JohnのソロはおろかThe Beatlesさえ全て売り切れだった。

 残っていたのはGeorge Harrisonの3枚組All Things Must Passと電子音楽の世界、Ringo Starrが数枚、そして今で言うところのMcCartney Ⅰだった。

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 Georgeの3枚組は高いし、もう1枚は訳が分からないし、あの当時Ringoは問題外だったし、消去法でPaulのソロに手が伸びた。
 たぶん、数分間迷っていたと思う。
 ジャケットが何か地味で大丈夫かなと心配しながら、裏返してPaulの笑顔にホッとして、胸元から覗いている赤ちゃんの顔を見つけて買うのを決心したはずだ。
 その当時、私は明らかにPaulよりもJohnの方が好きだった。

 ちょっと遡って80年初頭のWingsの日本ツアー。
 友達から名古屋公演に誘われたけど、5,000円払うくらいならLPを2枚買うと断った。
 あの当時、ライブには全く興味がなく、レコードを聴いている方がましだと考えていた。
 Wingsのことはよく知らなかったし、ライブの醍醐味に気が付くのは数年後のことだ。
 もしも、コンサートが中止になっていなければ、一生後悔したことだろう。 

 今思えば、この頃はThe Beatlesにどっぷりの頃で、はっきり言ってソロ(After The Beatles)には全く興味がなく、Johnの死をきっかけに聴き始めたのが実態だった。

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 かくして、Johnの予定が仕方なく10年前のPaulのソロ・アルバムを買って帰る破目になった。
 聴いてみての感想は、やっぱり地味だった。
 手作りそのもの。
 The Beatlesのラスト・アルバムLet It Beとギャップが有り過ぎだった。

 なのに全米1位、全英2位!?
 この程度でか!
 やっぱり、Paulは人気があるだけだと思った。
 第一印象はそんなものだった。
 個人的には逆にPaulの評価を落とす結果となった。

 唯一、Junkだけは好きだった。
 と言うよりも大好きだった。
 音楽科の練習室に忍び込んで、ピアノに合わせてハモって遊んでいた時に、Junkを友人に聴かせた。
 「墓場の音楽みたい!」との喧嘩を売るような反応だった。
 こちらとしては頭にカチンと来て、俄然Paul擁護派に大変身した。
 全くバカ野郎である。こんな良い曲のことを!

 そいつはJohnのファンだった。
 おかげで自分はPaulもJohnと同じくらい好きなことに気が付いた。
 そう考えると、その友人はバカ野郎ではなく、良い奴だったことになる。(笑)
 その後、ドンドン壁は崩れていって、今の私の中では音楽にジャンルさえ存在しなくなった。
 あの頃は、まだ子供だったとつくづく思う。
 俺は○○派みたいに、勝手に決め付けて、味方をひいきしたり、相手を攻撃するよなところは子供にはありがちだ。
 子供なりのこだわりはあるのだろうが、時にはそれが年寄りの頑固さと同じぐらい性質が悪い。
 前者は世界が狭くて経験が少ないし、後者は柔軟性の喪失とバランス感覚の欠如だ。
 Bob DylanのMy Back Pagesの詞の大好きな一節を思い出した。
 Ah, but I was so much older then. I'm younger than that now.
 ああ、あのときはボクは今よりも老けていて 今、あのときよりも、ずっと若い。

 10代の頃よりも身体は衰えたが、精神は開放されて自由で若くなった。 
 もしも、身体も若かったら、とんでもないことになってると思う。
 人間は上手にできているものだ…。
 でも、苦悩は多かったけど、やはり若い人がうらやましいね。
 私の場合、誕生を起点としての未来ある人生ではなく、死を起点とした逆算の人生が始まっているので…。

 一方で、今の若い人はかわいそうだ。
 僕らの若い頃には人生の敗者復活戦がそれなりに用意されていたけど、今は出たとこ勝負みたいで、勝ち組とか負け組とか二極分化して、チャンスが少なくて大変だと思う。
 
 あっ、脱線した!
 余計なお世話か…。
 軌道修正。

 その後、このアルバムに対する印象は少しずつ変わっていった。



 カンボジア難民救済コンサートからのEvery Nightの映像。
 この曲、こんなに良い曲だったっけ?
 何かとてもステキに聴こえた。

 確かこのチャリティー・コンサートで初めてThe Whoを知った。↓



 このコンサートで分裂の危機にあったQueenが再び結束した。



 そして、決定打はMaybe I'm Amazedのライブ盤だった。



 ↑Maybe I'm Amazedは4:12から。
 
 確か公開されたRock Showを映画館まで見に行った。
 その後、3枚組みのLP Wings Over Americaも買った。
 
Wings - Wings Over America

 邦題 USAライブ ↓

Wings - Wings Over America

 シングルも買った。
 Maybe I'm Amazed / Soily

Wings - Maybe I'm Amazed / Soily

 LPの発売が76年だからかなり後追いということになる。
 80年に70年のスタジオ盤を聴いて何とも思わなかった。
 81年に映画を見に行って、LPを買って、ステキな曲だと思った。
 始めは同じ曲とは思えなかった。
 気が付いてビックリだった。
 アルバムMcCartney Ⅰの評価は劇的に上昇した。

 その後、The Beatlesのお蔵入りとなったLP Get Backの海賊盤を聴いて、Teddy Boyに驚愕し、更にこのアルバムの評価を押し上げた。



 今では大好きなアルバムとなった。
 
 続きは次回で…。

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