Zombies(ゾンビーズ) Begin Here (Decca Mono 1964-67) #5

HMVジャパン


 前回に引き続きThe Zombiesの5回目。
 今回からは99年以降の復刻状況についてコメントしたい。
 97年の4枚組ボックスZombie Heavenからリマスターが本格化した。
 順番が逆になったが、98年に30周年となる2nd LP Odessey & Oracleが先に復刻され、99年には1st LP Begin Hereが復刻されている。

Begin Here - Plus
Big Beat UK
1999-05-25
Zombies

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 ↑前2作と同じ英国Big Beat Recordsからのリマスター復刻。
 ジャケットははオリジナルのアウト・テイクだ。
 全てMono盤だが、収録曲は以下のとおり。
 1 Roadrunner
 2 Summertime
 3 I Can't Make Up My Mind
 4 The Way I Feel Inside
 5 Work 'n' Play
 6 You've Really Got a Hold On Me / Bring It On Home to Me
 7 She's Not There
 8 Sticks and Stones
 9 Can't Nobody Love You
 10 Woman
 11 I Don't Want to Know
 12 I Remember When I Loved Her
 13 What More Can I Do
 14 I Got My Mojo Working
 15 It's Alright With Me
 16 Sometimes
 17 Kind of Girl
 18 Tell Her No
 19 Sticks and Stones (Alternate Take)
 20 It's Alright With Me (Alternate Take)
 21 I Know She Will (Demo)
 22 I'll Keep Trying (Demo)

 1~14曲目が英国1st LP Begin Here(65年4月発売Decca LK 4697。

The Zombies - Begin Here

 英国EP The Zombies(65年1月29日発売Decca DFE 8598)は以下のとおり。
 17、16、15、2

The Zombies - Kind of Girl

 そして、19は8の、20が15の別テイクであり、21と22がDemoだ。

 15~18曲目が英国LP未収録曲であるが、米国でのヒットを反映して曲順が違っているので以下の順に並べ替えると米国1st LP The Zombies になる。
 7、2、15、6、16、10 / 18、11、5、9、13、14
 ※赤字が英国盤未収録。
 
 ??????

 米国盤の方が発売が先ではないか!
 英米の発売状況を整理した方が良さそうだ。
 
 64年7月24日 英国1stシングル発売(Decca F 11940、12位)
 She's Not There / You Make Me Feel Good
 
 64年10月3日 米国1stシングル発売(Parrot Par 9695、64年12月12日2位)
 She's Not There / You Make Me Feel Goode

 64年10月16日 英国2ndシングル発売(Decca F 12004)
 Leave Me Be / Woman

 ここで米国1stシングルがチャートを駆け上がり始める。



 64年10月17日 87位にチャ-ト・イン
    11月07日 22位でTop40入り
    11月14日 9位でTop10入り
    12月12日 2位でTop3入り(最高位)
 
 この過程で英米の人気が完全に逆転する。
 ミュージック・ビジネスの鉄則で米国からLP発売の強い要請が行われた。
 まだ、英国で2枚、米国で1枚しかシングルが発売されておらず、たった1曲しかヒットが無い状況でである。
 まあ、確かに1曲大ヒットがあればそれで十分な動機付けとなるが…。

 米国の場合LPは12曲と相場が決まっていたので、シングル1枚のヒットでも、残り10曲を数合わせすればOKだ。
 当時のLPなんてそんなものだった。
 昔のLPはシングルの寄せ集めなんてことをよく言われるが、そんなことはない。
 大ヒット・シングル1枚2曲+αで、+αはカバー等による数合わせ10曲なんてことは普通だった。
 シングル2枚収録ならば言うこと無しだが、4枚も収録するとそれはもうベスト盤扱いだろう。
 やはり、大ヒット・シングルなら1枚2曲、中ヒットなら2枚4曲がベースかな…。
 シングル3枚収録なんて、そんなもったいないことはするはずがない。

 米国では1stシングルがチャートを下り始めたところで2ndの話になる。
 普通なら英国2ndシングルが採用されるのだが、英国で不発だったこともあり、英国3rdシングル予定曲を先取りし、英国2ndシングルB面とのカップリングで発売することとなった。

 65年1月2日 米国2ndシングル発売(Parrot Par 9723、65年2月27日6位)
 Tell Her No / Leave Me Be



 6位の大ヒットとなり、2枚のシングルのA面をLP両サイドの最初に配置した。

 65年1月 米国1st LP発売(Parrot PA 61001、Mono、PAS 71001、Stereo)
 The Zombies Featuring She's Not There Tell Her No

The Zombies - The Zombies

 ↑Stereo盤ジャケット。(実際は電気的に変換した擬似Stereoだ。)
 Mono盤はMono PA 61001のロゴが左上ではなく左下にくる。
 最高位39位。

 65年1月29日 英国3rdシングル発売(Decca F 12072、42位)
 Tell Her No / What More Can I Do

 65年1月29日 英国1st EP発売(Decca DFE 8598)
 The Zombies

 65年3月27日 米国3rdシングル発売(Parrot Par 9747、65年4月24日58位) 
 She's Coming Home / I Must Move

 65年4月9日 英国4thシングル発売(Decca F 12125)
 She's Coming Home / I Must Move

 65年4月 英国1st LP発売(Decca LK 4697、Momoのみ)
 Begin Here

 結局、英国1st LPが1番最後か…。
 完全に英米での人気は逆転だ!

 今回のCDは米国LP収録曲も含めて全てMonoで収録している。
 音質はリマスターされて当時は秀逸と思ったが、現在の基準では少しシャカシャカして音が薄い感じがする。
 ブックレットは力作であり、情報満載だし、英米のLPのオリジナル・ジャケットが1ページを使ってそれぞれ掲載されている。(ただし、米国盤はMono盤のみだ。)

 ここでお気付きと思うが、英米の1stシングルB面のYou Make Me Feel Goodと英国2ndシングルA面で米国2ndシングルのB面であるLeave Me Beが未収録となっている。
 実は翌年00年シングル集が発売されるのだが、それは別として、単独で考えればこの2曲だけは絶対収録すべきだったと思う。↓

HMVジャパン

 11年ドイツRepertoire RecordsからBegin Here (The Complete Decca Mono Recordings 1964-1967)が発売された時は買うのを迷ったのだが、同時に発売されたOdessey & Oracle (The CBS Years 1967-1969)が秀逸な音質だったので思い切って注文することにした。↓

Begin Here: Complete Decca Mono Recordings
Repertoire
2011-02-15
Zombies

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 ↑現在到着待ちなので、本シリーズの最後でレビューしたい。

 続きは次回で…。

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