Neil Diamond (ニール・ダイアモンド) The Bang Years 1966-1968

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 Bang Recordsの権利を有するSonyからNeil Diamondの編集盤が発売された。
 The Bang Years 1966-1968: the 23 Original Mono Recordings
 面白い企画だ。
 全曲Monoで、かつ最高の音質なら言うこと無しだ。
 早速、検証してみようと思ったが、その前にNeilのソロ・シンガーとしての履歴を整理しておこう。

 At Night / Clown Town (Columbia 4-42809)
 63年7月発売 

 この2曲のColumbia音源は時期とレーベルが違うため今回のCDには収録されていないが、同じくSony / Legacyから96年に発売された3枚組ベストに収録されている。

 In My Lifetime ↓ 

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 ↑現在のところ英国盤が安価で入手できるのだが、同じSony傘下であるのなら今回のCDにボーナス収録してくれれば良かったのになー。(えっ!既に持っているの?)
 私はこの3枚組を買うかどうしようか迷いに迷って買ってない。(理由は後で)

 Solitary Man / The Time Is Now (Bang B-519)
 66年4月発売  66年7月2日全米55位
 ※70年(Bang B-578)として再発売され、70年9月12日全米21位



 Cherry, Cherry / I'll Come Running (Bang B-528)
 66年7月発売 66年10月15日全米6位



 1st LP The Feel of Neil Diamond (Bang BLP-214、BLPS-214)
 66年10月発売 全米137位 Bang BLP-214(Mono)↓

Neil Diamond - The Feel of Neil Diamond

 Side1
 1 Solitary Man
 2 Red Rubber Ball
 3 La Bamba
 4 Do It
 5 Hanky Panky (語り付き)
 6 Monday Monday

 Side2
 1 New Orleans
 2 Someday Baby
 3 Oh No No (I Got the Feelin')
 4 I'll Come Running
 5 Love to Love
 6 Cherry Cherry
 ※Mono盤とStereo盤が併売されているが、赤字の4曲は電気的に変換された擬似Stereo。

 I Got the Feelin' (Oh No No) / The Boat That I Row (Bang B-536)
 66年11月発売 66年12月17日全米16位

 You Got to Me / Someday Baby (Bang B-540)
 67年1月発売 67年3月4日全米18位
 
 Girl, You'll Be a Woman Soon / You'll Forget (Bang B-542)
 67年4月発売 67年5月27日全米10位

 Thank the Lord for the Night Time / The Long Way Home (Bang B-547)
 67年7月発売 67年8月26日全米13位

 2nd LP Just for You (Bang BLP-217、BLPS-217)
 67年9月発売 全米80位 BLPS-217(Stereo)↓

Neil Diamond - Just for You

 Side1
 1 Girl, You'll Be a Woman Soon
 2 The Long Way Home
 3 Red Red Wine
 4 You'll Forget
 5 The Boat That I Row
 6 Cherry Cherry

 Side2
 1 I'm a Believer
 2 Shilo
 3 You Got to Me
 4 Solitary Man
 5 Thank the Lord for the Night Time
 ※Mono盤とStereo盤が併売されているが、赤字の3曲は電気的に変換された擬似Stereo。

 Kentucky Woman / The Time Is Now (Bang B-551)
 67年10月発売 67年11月18日全米22位

 New Orleans / Hanky Panky (Bang B-554) 
 67年12月発売 68年2月3日全米51位

 Red Red Wine / Red Rubber Ball (Bang B-556)
 68年4月発売 68年4月20日全米62位

 67年12月30日Bang Recordsの創設者にして社長のBert Bernsが心臓疾患により38才の若さで急死してしまう。 そのような混乱もありNeilはBangとの袂を分かち、Uni Recordsに移籍したのだが、ミュージック・ビジネスの鉄則として置き土産のベスト盤が発売された。
 Neil Diamond's Greatest Hits (Bang BLPS-219)
 68年8月発売 全米100位
 
Neil Diamond - Neil Diamond's Greatest Hits

 Side1
 1 Cherry, Cherry
 2 Oh No No
 3 New Orleans
 4 Girl, You'll Be a Woman Soon
 5 Do It
 6 You Got to Me

 Side2
 1 Solitary Man(1stプレスは擬似Stereo、後にReal Stereoに差し替え)
 2 Kentucky Woman
 3 Thank the Lord for the Night Time
 4 Red, Red Wine
 5 Hanky Panky
 6 The Boat That I Row
 ※Stereo盤のみの発売であるが、赤字の3曲は電気的に変換された擬似Stereo。

 ここからは移籍後の発売となるのだが、B面のShiloはNeilが強くシングル・カットを主張してもBert Bernsに認められず、レーベルを離れることの遠因となったいわく付きの曲だ。↓
 
 La Bamba / Shilo (Bang B-561)
 68年9月発売

 その後しばらく発売は途絶えるのだが、Uni移籍後の成功もあり、これまたミュージック・ビジネスの鉄則で過去の素材から墓場荒らしのように乱売が始まることになった。



 そして、白羽の矢が立ったはShiloであり、その後のNeilの音楽性に合わせて演奏を変えて発売された。

 Shilo / La Bamba (Bang B-575)
 70年2月アレンジを変更して再発、70年4月25日全米24位

 Solitary Man / The Time Is Now (Bang B-578)
 70年8月? (Bang B-519)を再発、70年9月12日全米21位

 Do It! / Hanky Panky (Bang B-580)
 70年12月発売 70年12月19日全米36位 

 過去の作品を焼直しでTop40が3曲とは本当にスゴイ!

 I'm a Believer / Crooked Street (Bang B-586)
 71年6月発売 71年7月31日全米51位

 さすがにこの頃までには素材が尽きたようで、新レーベルでバンバンヒットを飛ばすNeilに太刀打ちできるはずがなく、墓場荒らしは収束したようだ。
 
 

 ここでNeilのUni移籍後のベストを紹介しておこう。

 Glory Road: 1968-1972 ↓
 

Glory Road: 1968-1972
Mca
1992-06-30
Neil Diamond

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 ↑92年発売とちょっと古いし、Uni音源のみであるが非常に良く出来た2枚組ベスト。
 リマスターにより音質は秀逸。
 今聴いても収録レベルが少し低い程度で全く問題ない。
 廃盤なのが残念。

 Play Me : The Complete Uni Studio Recordings... Plus! ↓

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 ↑02年発売で68年から72年の6枚のオリジナル・アルバム全曲と2枚のライブ・アルバムの一部とシングル2曲を3枚のCDに詰め込んでいる。
 ・Velvet Gloves and Spit(68年10月発売)
 ・Brother Love's Travelling Salvation Show(69年5月発売、全米82位)
 ・Touching You, Touching Me(69年12月発売、全米30位)
 ・Tap Root Manuscript(70年11月発売、全米13位)
 ・Stones(71年11月発売、全米11位)
 ・Moods(72年7月発売、全米5位)
 ・Gold: Recorded Live at the Troubadour(70年8月発売、全米10位)
  ※3曲収録
 ・Hot August Night(72年12月発売、全米5位)
  ※4曲収録
 リマスターにより音質は秀逸。
 本当にこんなに安くて良いのか!
 
 そして、今回聴き比べに使用した92年発売の2枚組ベスト。

 The Greatest Hits 1966-1992 ↓

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 Bang音源はMonoで8曲収録しているが、
 Uni音源はライブ音源や新録音で、
 Capitol音源は3曲収録。
 残りはCBS音源である。
 1966-1992となっているがUni音源はオリジナル録音じゃなかったため、購入当時は「チェッ!」と思ったものだ。
 結局、上で紹介したGlory Road: 1968-1972を買わなければオリジナル音源で1966-1992をカバーすることは出来ないのだ。
 だから、先に紹介した96年に発売された3枚組ベストIn My Lifetimeも同じSonyからだったので、どうせ中抜けだと思って買わなかった訳だ。

 今回久しぶりに聴き直してみた。
 音は以外と良い。
 新作と比較しても1ランクの差もないと思う。
 「へえ~っ」と関心しながら聴き進めた。
 
 ????

 !!!!

 昔は毛嫌いした穴埋めのライブや新録の曲が、
 素晴らしい!
 オリジナルにこだわり過ぎて、本来の音楽の良さに気付かなかったのか?
 最高に良いではないか!
 やはり、Neilのライブは評判どおり上質だ。
 歌が上手い!
 観客を乗せるのが上手い!
 やった!何だこれは!
 こんなライブなら機会があれば行ってみたいものだ。


The Bang Years 1966-1968: the 23 Original Mono Recordings
Sony
2011-03-08
Neil Diamond

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 ↑プロデュースはJeff BarryとEllie Greenwichだから楽曲が悪いはずがない。
 ただし、アーティストとして急成長を見せるNeilとティーンネイジャー向けの路線を取る社長Bert Bernsとの間で軋轢が生じたことは確かだと思う。

 音質は92年発売のThe Greatest Hits 1966-1992との比較では、劇的な改善とまでは言えないが、19年も経過しているのでそれなりに良くなっている。

 1 Solitary Man
 2 Cherry, Cherry
 3 Girl, You'll Be a Woman Soon
 4 Kentucky Woman
 5 Thank the Lord for the Night Time
 6 You Got to Me
 7 I'm a Believer
 8 Red, Red Wine
 9 The Boat That I Row
 10 Do It
 11 New Orleans
 12 Monday, Monday
 13 Red Rubber Ball
 14 I'll Come Running
 15 La Bamba
 16 The Long Way Home
 17 I've Got the Feeling (Oh No No)
 18 You'll Forget
 19 Love to Love
 20 Someday Baby
 21 Hanky Panky
 22 The Time Is Now
 23 Shilo

 Mono盤しか存在しない曲
 Mono盤とMono盤を電気変換した擬似Stereo存在する曲
 Mono盤とReal Stereo盤が存在する曲
 Mono盤と擬似Stereo盤とReal Stereo盤が存在する曲
 Mono盤とテイク違いが存在する曲
  

 別テイクが確認された3曲については以下のとおり。
23 ShiloはUNIへの移籍後の商業的成功に乗じて、かつてのシングルB面に新たな演奏を加えてA面として発売された。また、70年には同名の編集盤Shilo(Bang BLPS 221、全米52位)が発売され、そこにも収録された。↓

Neil Diamond - Shilo

 10 Do Itは71年に発売された同名の編集盤 Do It!(Bang BLPS 224、全米100位) に新たに楽器を追加した別ヴァージョンが収録されているが、それがシングルと同じかは分からない。↓

Neil Diamond - Do It!

 7 I'm a Believerは72年発売のベストDouble Gold(Bang BDS-2-227、全米36位)に別ヴァージョンが収録されているようだが、それが同時期に発売されたシングルと同じかは分からない。↓

 Neil Diamond - Double Gold
 
 尚、編集盤Do It!とベストDouble GoldにはCrooked StreetとShot Downの2曲が擬似Stereoで収録されているが、Crooked StreetがシングルI'm a BelieverのB面であること以外はよく分からない。
 

 今回のMono音源に限定した企画は良かったと思う。
 ただし、上述したとおり多数のReal Stereo盤が存在するし、期間が66年から68年に限定されたため70年頃に楽器等が追加されてヒットしたテイクは対象外となっている。
 擬似Stereoまでは聴きたいとは思わないが、Real Stereo盤や別テイクは是非聴いてみたいので、次回はOrijinal Stereo RecordingsとかComplete Bang Recordingsみたいな企画をお願いします。
 できればブックレットに詳細な録音データを記載してくれれば言うこと無しです。

 最後に09年に英国Ace Recordsから他のアーティストが取り上げたNeilの作品集が発売されているので紹介しておこう。↓

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