Rita Coolidge(リタ・クーリッジ) 1st / Nice Feelin'(2イン1)

HMVジャパン

 永らく廃盤状態が続いていたRita Coolidgeのオリジナル・アルバムが、08年から様々な形態で復刻されている。
 思えば04年発売の2枚組ベストが24ビット・リマスターにより素晴らしい音質であったことから、オリジナル・アルバムのリマスター復刻を心待ちにしていたのだか、やっとのことで希望が叶った。

Delta Lady: the Rita Coolidge Anthology
Hip-O Records
2004-02-10
Rita Coolidge

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 ↑Amazonのレビューを参考にして!(クーちゃんてのが私です)。
 00年から05年頃に流行った高音を強調し、低音をブーストしたリマスターであり、メリハリを効かせてリフレッシュしたサウンドとなっている。
 また、全キャリアをカバーした点でベスト盤としては決定版と言って良いだろう。
 しかしである、Amazonのレビューの中でも書いたのだが、日米間の認識のギャップや個人的な思い入れもあり、選曲が今ひとつの印象持っていた。
 これを解消するには、やはりオリジナル・アルバムの復刻しかなかったのだが、やっとのことで実現した訳だ。
 それと、06年以降のリマスター技術の進歩は目を見張るものがあり、音の分離の改善や特に中音域の質感の向上が大いに期待されるところだ。
 ただし、今回復刻しているのがマスター・テープのオーナー・レーベルや本家アメリカの復刻専門レーベルではなく、外野に当たるイギリスやオーストラリアや日本のレーベルということで、少し(いや!かなり)心配しているのだが…。
 
 その前にAmazonのレビューの中で一部間違いがあったので訂正・補足したい。
 「81年頃に来日を記念して」は「79年の来日記念盤」とするのが正しかった。
 79年6月17日日本武道館で開催された第8回東京音楽祭(8th Tokyo Music Festival)に参加するためだった。
 エントリー曲はMelissa Manchesterが79年3月31日全米10位としたDon't Cry Out Loud(あなたしか見えない)のカバーだった。



 結果は堂々のグランプリ獲得だった。↓

 

 来日に合わせてベスト・アルバムが発売されたのだが、LPの帯に来日記念盤とあるだけでグランプリ受賞の記載が無いところを見ると来日前かな?↓ 

 All About Rita Coolidge(リタ・クーリッジのすべて)
 (副題:あなたしか見えない)  
 もちろん日本独自企画だ。       

画像















 Side1
 1.あなたしか見えない
 2.ユー
 3.みんな一人ぼっち
 4.サザーン・レディ
 5.ラヴ・ミー・アゲイン
 6.さすらい人の歌

 Side2
 1.ハイヤー・アンド・ハイヤー
 2.スローダンサー
 3.ママ・ルー
 4.ウィスキー・ウィスキー
 5.クレイジー・ラヴ
 6.マイ・クルー
 ※赤字が上記2枚組ベストに未収録。
 ただし、2枚組ベストの日本盤にはSomething Said Loveと差し替えで「あなたしか見えない」が収録されている。↓

HMVジャパン


 あ~、これでスッキリした。
 因みにLPは友達に借りたので実家にカセット・テープしか残っていない。

 それでは本題に移ろう。
 まずは英国の復刻専門レーベルBeat Goes On Recordsが09年に1stと2ndアルバムを2イン1で復刻した。 

 
1st LP Rita Coolidge (71年2月発売、全米105位)↓

Rita Coolidge - Rita Coolidge

 Side1
 1. That Man Is My Weakness(愛の神に伝えて)
 2. Second Story Window(友の微笑)
 3. Crazy Love(クレイジー・ラヴ)
 4. The Happy Song(ハッピー・ソング)
 5. Seven Bridges Road(セブン・ブリッジズ・ロード)

 Side2
 1. Born Under a Bad Sign(悪い星の下に)
 2. Ain't That Peculiar(あなたなしでは)
 3. (I Always Called Them) Mountains(マウンテンズ)
 4. Mud Island(マッド・アイランド)
 5. I Believe in You(アイ・ビリーヴ・イン・ユー)


 2nd LP Nice Feelin' (71年11月発売、全米135位)↓

Rita Coolidge - Nice Feelin'

 Side1
 1. Family Full of Soul(ソウルフル・ファミリー)
 2. You Touched Me in the Morning(涙の朝)
 3. If You Were Mine(イフ・ユー・ワ・マイン)
 4. Nice Feelin’(ナイス・フィーリン)
 5. Only You Know and I Know(オンリー・ユー・ノウ・アンド・アイ・ノウ)

 Side2
 1 I’ll Be Here(アイル・ビー・ヒア)
 2. Better Days(ベター・デイズ)
 3. Lay My Burden Down(人生の重荷をといて)
 4. Most Likely You Go Your Way (And I’ll Go Mine)(我が道を行く)
 5. Journey Through the Past(過去への旅路)



Rita Coolidge / Nice Feelin'
Beat Goes On
2009-02-02
Rita Coolidge

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 1stアルバムから聴き始めての感想は…、

 ?????

 狭いレンジにギュッと音が押し込まれて窮屈な音場。
 71年の作品だからこの程度の音質なのかな?
 でも、レーベルはA&M Recordsだからインディーズ録音とは違うし、
 今回リマスターされているはずなのでなおさら腑に落ちない。

 ところがである、Side 2の6曲目から音質が向上する。
 うねるようなベース・ギターに代表されるリズム・セクションのドップリとした豊かな音量。
 全体として音の分離も良くなり、音場に拡がりが出た。
 素晴らしい音質で、まるでSide 1の5曲とは別物だ!
 前半がホーム・レコーディングで、後半がスタジオ録音なんてことも有り得るのかな?
 そこまで言うと、ちょっと言い過ぎだな…。
 でも、前半5曲は音質が悪いとまでは言わないが、曲により後半5曲より1から2ランク劣る感じがする。


 元々、前半と後半で音質差があったのだろうか?
 オリジナル・アルバムを聴くのが初めてなのでよく分からないのだが、Side1のマスター・テープだけ極端に経年劣化していたのが原因なら悲劇的だ。
 むしろ、製造段階での人為的ミスが原因であった方が、どれだけホッとすることか。(私の買ったCDだけ、たまたま不良品だったとか…)
 いずれにせよ、6曲目以降は秀逸で素晴らしい音質なのでご安心を!

 ここで気になるのが、BGOに半年ほど遅れて09年に国内盤が発売されたこと。

リタ・クーリッジ(紙ジャケット仕様)
ユニバーサルインターナショナル
2010-04-01
リタ・クーリッジ

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 10年には来日に合わせてアンコール・プレスされた。
 ・リマスター
 ・Shm-CD
 ・紙ジャケット仕様
 紙ジャケットはどうでもいいのだが、BGOとは別のマスターが使用されているのなら、問題の前半5曲について音質がどうなったか非常に気になるところだ。
 しかしながら、既に廃盤状態のためマーケット・プレイス扱いとなっている。
 だれかレビューしてくれないかな…。

 続きは次回で…。

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この記事へのコメント

2011年03月08日 21:50
初めまして。僕もリタのファンで、
初期のジェル・ケースでのCDは
所有していたにもかかわらず。
デジタル・リマスターと云う事で
1st 2ndの2イン1のCDを購入しましたが、
おっしゃる通り、途中から音質が向上しました。
たぶん、たぶんですよ、恐らくミスに
気が付かなかったのでは?
輸入盤にはえてして、この手のミスが
結構ありますので。
2011年03月08日 23:06
 tone toneさん
 早速のコメントありがとうございます。
 おかげで私のCDだけに問題があったのではないことが分かりスッキリしました。
 英国のBGOはかなり昔から米国の旧盤を2イン1で復刻してくれて有難いと思っています。特にCherやDan & DeanやGary Lewis & The PlayboysのLiberty Records音源当たりは助かりました。
 しかし、英国ものはともかく、米国ものに関しては、デジタル・リマスターを売りにしながら内容は今ひとつだと感じています。中でもThe Chaseの3イン2は今までで最悪でした。やはり英国レーベルの限界なのでしょうか…。
 リタに関しては本家A & Mが復刻に消極的なので、どうしても日本側偏重となっており、それはそれで有難いのですが、ファン心理につけこんでSHM-CDでお茶を濁し、紙ジャケでぼったくる姿勢には辟易しています。
 こうなったら次回の来日で生の声を聴くしかないと思っています。

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