Janis Ian(ジャニス・イアン) Between The Lines (愛の回想録)+DVD

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 ここ数年Janis Ianの再発が続いている。
 どうも08年に米国で自叙伝Society's Child: My Autobiographyが発売されたのがきっかけだったようだ。
 既に当初発売されたハードカバー版は入手しづらくなっており、現在では表紙を差し替えたペーパーバック版が発売されている。

Society's Child: My Autobiography
Tarcher
Janis Ian

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 ↑米国Amazonを見ると、かなり高い評価を受けている。

 これに呼応して08年米国Rude Girl Recordsから2枚組ベスト盤が発売された。

 Best of Janis Ian - The Autobiography Collection

 しかし、こちらも入手しづらい状況となっており、ジャケットのデザインを少し変えて09年にSonyより全く同内容で再発売されている。 

Essentia Janis Ian
Sony
2009-09-08
Janis Ian

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 ↑輸入盤。

 CBSの権利を持つSonyとVerveの権利を持つUniversalのコラボによりレーベルを超えたベストが実現している。
 ただし、オール・タイム・ベストとなっているので、31曲中Verve音源はたったの2曲、CBS音源は8曲だけとなっている。



 残り21曲がそれ以外の音源となるのだが、キャリア40年以上を考えれば当然のことだ。
 また、曲順は年代順のようで年代順でない。
 VerveとCBS音源はDisc1にほぼ集中しているので何となく年代順なのだが、ところどころ90年代以降の音源が割って入ったり、前後したりするので厳密には年代順ではない。

 とは言ってもヒットや代表曲は押さえてあるし、目を引くところではDisc2のボーナスとして13才の時のDemoやセサミ・ストリートのアルバムに収録された曲やAt Sventeenのシングル・ヴァージョン等が収録されている。

 また、年代順ではないにしろ、曲の並び、曲の流れが素晴らしいのだ。
 90年代以降の比較的新しい音源には全く興味がなかったのだが、はっきり言って感動した。
 70年代と2000年代の曲が並んでいても、ほとんど違和感がない。
 ベスト盤でありながらオリジナル・アルバムのような流れが感じられる。
 実は3曲ほどしか知らなかったのだが、聴き終わるまで全く飽きなかった。



 そして、10年には国内盤が発売されたのだが、ジャケットはRude Girl Records盤と同じに戻されている。
 ただし、決定的な違いは7曲追加されて38曲収録となったことだ。
 追加された中には角川映画「『活の日』のテーマ曲「ユー・アー・ラヴ」やTBSドラマ『岸辺のアルバム』の主題歌「Will You Dance?」も含まれている。
 素晴らしい! 日本盤はこうでなくちゃ!

ベスト・オブ・ジャニス・イアン
SMJ
2010-12-08
ジャニス・イアン

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 ↑国内盤。 リマスターにより音質は秀逸。
 私は安い輸入盤を買ったのだが、1,000円ほどの差なら収録曲の多い日本盤を買うべきだったと後悔している。
 それに解説・歌詞・対訳も付いているので、1,000円の差は十分埋め合わせ出来ると思う。
 早まった!失敗した!

 一方、英国では10年にDemon Recordsから2イン1でオリジナル・アルバムが復刻された。
 目玉は75年3月発売の大ヒットアルバムBetween The Lines(愛の回想録)とThe Old Grey Whistle Test ConcertのDVDの2枚組セットだ。

Between the Lines / Whistle Test Concert
Edsel Records UK
2010-01-02
Janis Ian

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 ↑日本のAmazonではDVDは「PAL方式」で「リージョン0」となっており、パソコン内臓のDVDプレーヤーでなら視聴可能だが、日本製の据え置き型DVDプレーヤーでは再生できない。要するにテレビでは見れないのである。
 そうであるならば、安く買った方が良いと思い英国のAmazonに注文した。

 送料・手数料込みで10.22ポンドの1,410円!
 安い!
 現在ではかなり値上がりしてしまっているようだ。

 英国から到着後、念のためDVDプレーヤーで再生してみた。
 何とテレビの大画面で再生が始まったではないか!



 ↑The Old Grey Whistle Testより

 よく見てみると「NTSC方式」の表示が!
 英国Amazonは輸出先に応じてPALとNTSCを選択しているようだ。
 米国というNTSCの大市場があるので、PALだけでなくNTSCも用意されているようで、リージョン0ならば日本でも恩恵にあずかれる訳だ。
 これがBlu-rayならば、更に垣根は低くなるはずだ。

 収録曲は以下のとおり。
 76年10月12日放送The Old Grey Whistle Testからの10曲に加え、
 74年10月29日放送The Old Grey Whistle Testから2曲
 76年11月 6日放送Shirley Bassey Showから1曲
 80年 5月29日放送Lena Zavaroni And Musicから1曲の合計4曲が特別収録されている。



 ↑Shirley Bassey Showより。

 画質はDVDの中では良好な部類だと思う。
 はっきり言って、DVDだけで元は十分取れると思う。

 肝心な音質は2枚組ベストと比較すると少し音の粒が粗い感じがするが、総じて良好だと思う。
 ボーナスとして02年10月8日のフロリダでのライブが収録されている。
 ブックレットは力作で、オリジナル・ジャケット、曲ごとのパーソネルと歌詞もしっかり掲載されている。

 最後に紹介するのが10年暮れに発売された日本盤CD。
 ・リマスター
 ・Blu-spec CD
 ・紙ジャケット
 ・03年のライブ1曲をボーナス収録 

愛の回想録(紙ジャケット仕様)
SMJ
2010-12-08
ジャニス・イアン

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 ↑未購入のため未聴だが、恐らく2枚組ベストよりは良い音がするのではないだろうか。
 私はアナログLPのジャケットには興味があるが、それを縮小したCD用紙ジャケット(ミニチュア・ペーパー・スリーブ)には全く興味がない。
 もしも、ひょっとして、奇跡的にSonyがSACD化したら買い直すかも知れない。(期待はかなり薄い!)

 いずれにせよ75年9月に全米1位となっただけあって、聴きごたえ十分である。
 他にも英国盤の2イン1は全て買ったので、今後じっくり聴くことにしよう。

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この記事へのコメント

shiki
2012年03月23日 21:43
今はもうどこにもない風が吹いてくるかのようなAT SEVENTEENと書きながら、ああ、あれはAT SEVENTEENというタイトルだったのか、そうか70年代か、どこで聴いたのかなあと思っています。
「時代を超えた名曲」という口あたりのいい言葉があるけれど、その時代に生きた曲が、2012年の今、聴いて、「超えた」というのとは違う気がします。
AT SEVENTEENは、生まれた時代になおとどまっていて、2012年との差を、だからこそ思わせてくれるという強さや魅力があって、それを「時代を超えた」という表現は、手軽すぎるのです。 AT SEVENTEENを聴きながら、まだ何々が何々になってなくてとか、何々が世の中にはなくてとか、そういった2012年との違いとか、70年代へのもはや遥かな遠さを、何となくでありながらも肌で教えてくれる。「知らない懐かしさ」に、いいなあとか、いいいなあと言えないこともあったんだろうなあとか、感じるのが好きです。
はい、また音とは関係のない話。でもこれ買いに行こうかなあ。そして三年に一回くらい思い出したように聞いては、上で書いたような気分になるのも音楽の幸せか、と。
長々とすみません。

2012年03月24日 13:05
shikiさん、お久しぶり。
いつも、深いコメントありがとう。
FaceBookにどれだけコメントしても、公開範囲を「友達の友達」に限定しているので、音楽に興味がある友達ばかりではないため社交辞令的に適当に「いいね」されるだけで、反応が今一つでかなり物足りなさ感じてる今日この頃です。
でも、自分は音楽とオーディオと旅行担当などと勝手な責任感で、あまり関心のない「友達」にとりあえず情報発信は続けるつもりです。
なかなかブログ更新できなくてごめんなさい。
shiki
2012年05月01日 06:59
実家に行き、父のプレイヤーで、父の70年代レコードを
聴いて連休を過ごしました。
横にはりついて離れない親は、たぶん、また貴重盤を勝手に持ち出され売られてしまうことを恐れたのでしょう(アナログ盤って、10年前と違ってもう買い取り値段が付かないのに)。
そして、これは誰にでもあるのかなと思うけれど「自分ツボ」を発見。どうやら、75年と76年の音楽に魅かれる。
聴くと、前世の忘れものを取りに行ったような気持ちに、切なくも、うれしくもなるのでした。
※at seventeenが75年/70年代って一年での変化速度が意外に早い!
これは名盤と聴かせてもらったカーラ・ボノフというひとの色っぽい脚出しジャケットのは、いい曲だ、がいっぱいだけど、音にもう苦手な80年代の色というかノリがあって、見れば、78年。このあたりまでいくとダメかというような、狭いツボがある…という私的なお話で、どうぞ消してください。
2012年05月01日 21:48
shikiさん、こんばんわ。
お父さんのレコード売っちゃったんですか!
横で見ているお父さんの気持ち、よーく分かります。
私も嫁さんにどーせ気が付かんだろうから、こっそり売り飛ばしてやると脅されています。
それにしても75年と76年ですか、聴き込んでいくうちに77年、78年と好みが広がって行くかもよ!
shiki
2012年05月02日 09:08
奥様にはBOXセットが狙い目ですよとお伝えください。
箱の中身だけでも価格はつきますから。
あ、中に文庫本でも入れてダミーの重さをつくっておきましょう、と。
2012年05月03日 11:39
shikiさん、
そんな恐ろしいこと勘弁して!
絶対気が付かんだろうなー。
あー考えたくない、考えたくない・・・。

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