Leonard Bernstein The Symphony Edition 60CD その2

画像











 レナード・バーンスタインの60枚組のボックス。
 旅行中に届いていた。
 時差ボケもあったのだろうか、大きめのダンボールに入っていたため、逆に存在を忘れていた。
 2週間経って思い出した。

 前回の発売前のブログでは、音質が気になるので買うのは他の人のレビューを見てからと書いたのだが、結局は発売前に予約してしまった。
 なぜならば価格が3,000円ほど跳ね上がって、「しまった!」と思っていたら、3日ぐらいして元に戻ったので、すかさず予約してしまった。
 Amazonは発売後に予約特価から外れて、価格が跳ね上がるのだが、今回のようなことがたまにある。
 一旦値上げして慌てさせ、再び元に戻して衝動買いさせるのは、Amazonの戦略かとも思ったが、発売予定日が延期になったのが原因だと思われる。

Bernstein Symphony Edition
Sony Classics
2010-10-19
Leonard Bernstein

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Bernstein Symphony Edition の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


 LPサイズのカートン・ボックス入りで、かなりの重量感。
 ブックレットは60枚の収録曲の紹介から始まるが、曲名と作者が分かる程度で録音日や場所の説明はない。なんだこりゃ!
 次に4ページ分のライナーノーツがそれぞれ英・独・仏語で掲載されている。
 後は写真、LPサイズなので、それなりの迫力。
 最後にプロダクション・ノートが掲載されているが、Masterd by Philipp Nedel…とあるだけでリマスターされているのかはっきり分からない。
 むしろ、掲載された写真の説明の方が詳しく載っている。

 ボックスの底にMade in the E.U.の文字。
 ヨーロッパのどこの国とは特定せずに、ソニー・クラシカルのロゴがあるだけ。

 CDは紙ジャケット入りであるが、オリジナルではなくバーンスタインの写真が使用されている。
 裏面には作曲者、曲名、オーケストラ、指揮者、収録時間があり、
 下の方に小さく録音場所、録音年が記載されている。
 オリジナル・ジャケットを縮小した訳でもないのに、どうしてこんなに小さい読みにくい字で印刷する必要があるのか理解に苦しむ。(老眼にはキツイと思う)
 それにしても、一切オリジナル・ジャケットを無視したことは残念でしょうがない。
 せめてブックレットに写真だけでも掲載して欲しかった。 
 
 肝心な音質はどうか?
 バーンスタインといえば米国ニューヨークなのに、
 このBoxはヨーロッパで作られたみたいだし、
 ちゃんとオリジナル・マスターが使用されているのか、
 リマスターされているのかも分からない。
 手持ちのSACDと比較試聴してみた。 

マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2007-11-21
バーンスタイン(レナード)

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

 ↑国内盤ハイブリッドSACD。
 07年DSDマスタリング。
 Stereoと5.1チャンネル・サラウンド。
 CDをSACDと比較すること自体ナンセンスなのだが、
 そのギャップからどれくらいのレベルなのか相対的な評価は可能。
 また、ハイブリッド仕様なのでリマスターされたCD層との比較が可能だ。

 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
 66年10月4日、22日、ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニック・ホールで録音。
 44年前の録音だ。
 
 もちろん2チャンネルStereoで試聴(我が家にはサラウンド環境がない)。
 SACDは音のディテールが細かいし、質感も向上している。
 音の厚みもあってふわっと包まれる感じがするし、
 ホールの天井が高くなった感じもすし、
 低音のドスンとくる感じでは勝っている。
 当然の結果だ。

 ただし、本作のCDも中々良い。
 通常CDとして十分なクオリティーを有している。
 SACDに対してそこまで音像をくっきりさせる必要はないんじゃないの?
 楽器を聴くんじゃなくて、ホールに拡がる響きを聴くんでしょ?
 音が混じり合って、何が悪いの?
 技術的な問題やマスター・テープの劣化で音が濁るのは許せないけど、
 音が溶け合って気持ちよくさせてくれれば、それでいいんじゃないの?

 通常CDの開き直りが聞こえてきそうだが、
 オイオイ、ちょっと待て!
 全ての点でSACDに負けているんだから、そこまで言っちゃダメでしょ。
 
 ????

 費用対効果?
 8,181円÷60枚=136円/枚 !!!
 1枚たったの136円でこの音を聴けるのか…。
 それも60枚もまとめて…。
 一方、国内盤SACDは1枚定価2,730円。
 確か20%引きで、ダブルポイントの10%引きだったから約1,966円。
 60枚全てをSACDで揃えようとすると、ゾッとする。
 第一、SACDを半ば放棄したソニーだから、SACD化は現実的でない。

 このBox用に新たにリマスター作業が行われたとは思えない。
 それとマーラー交響曲1番のCDが07年SACD化時のCD層用のマスターを使用しているのかも分からない。
 ただし、ハイブリッドSACDのCD層と聴き比べたが、それほどの差は感じなかった。
 あくまでも試聴上の感想であるが、Box収録CDはSACDのCD層と同じマスターを使用しているか、せいぜい1つ古いリマスター音源を使用したかのような印象だ。

 1枚しか聴き比べしていないので、他の59枚がどうかまでは断言できない。
 でも、60枚でこの値段なら買って損は無いと思う。
 60枚全てがクズのような音なら別だけど、たぶん大丈夫そうだ。
 バーンスタインの基礎コレクションとしては最適ではないかと思う。

 それにしてもソニーさん。
 1度捨てかかったSACDを何とか復活させていただきたい。
 せめてバーンスタインの代表作だけでもお願いします。 
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック