ピアノ名盤9 Saturday In The Park(サタデイ・イン・ザ・パーク) Chicago

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 シカゴ(Chicago)と言えば、日本ではブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ (Blood, Sweat & Tears、BS&T)やチェイス(Chase)等と共に、60年代後半からブームとなったブラス・ロック(Brass Rock)として語られる。
 でも、このブラス・ロックという表現は日本独特のものなのかな?
 実際には、ロックを基調にトランペット、サックス、トロンボーン等の金管楽器(ブラス)を加え、ジャズ的なインプロビゼーション(即興演奏)を取り入れた演奏スタイル。
 この長ったらしい説明を一言で表現したのが、ジャズ・ロックだ。

 今では死語かもしれないが、音楽のジャンルをとびこえて融合した「クロス・オーバー」が60年代後半に流行した。
 なんだかジャズ風であればジャズ・ロック。
 ストリングスを加えればクラッシク・ロック。
 インド風であればラーガ・ロック。
 他にも抽象的なイメージでアート・ロック、アンダー・グラウンド・ロック、ニュー・ロック等。
 たぶん日本独特の表現で、ジャンルと言うよりは個々のバンドを簡潔に形容しており、確かにイメージが湧きやすい。
 ただし、和製英語みたいに海外で通用するかどうかは別の話。
 やはり、全てひっくるめてプログレッシヴ・ロック (Progressive rock)が正解。
 その他有名なものではサイケデリック・ロック(Psychedelic)があるな。
 
 今回紹介するのは、このブラスとはちょっと距離を置き、ピアノが印象的な曲だ。
 71年7月4日のアメリカ独立記念日、ニューヨークのセントラルパークでの風景を歌にしたものだ。
 印象的なピアノのイントロにブラスが重なり、Robert LammのヴォーカルとPeter Ceteraのバック・ヴォーカル。
 日本でも頻繁にコマーシャル等で使用されている人気曲だ。



 チャート・アクションは以下のとおり。

 72年7月発売 Saturday in the Park / Alma Mater Columbia 45657

 72年8月5日90位にチャート・イン
 72年8月12日40位Top40
 72年9月9日10位Top10
 72年9月23日3位(2週)

 因みに2週に亘ってTopを阻んだのはMac DavisのBaby Don't Get Hooked On Me(愛は心に深く)とThe Three Dog NightのBlack & Whiteの2曲だ。



 ↑9月23日から3週連続1位。
 42年1月21日生まれのテキサス出身のカントリー・シンガー。
 この曲は唯一のNo.1シングル。 



 ↑9月16日1位、9月23日から2週連続2位。
 作曲されたのは54年で、最初に録音したのはSammy Davis Jr.。
 この年、合衆国最高裁判所のブラウン対教育委員会裁判において「カンザス州法に定める公立学校での人種隔離政策は違法である」と満場一致で判決した9人の裁判官を讃えている。
 この判決は1896年以来の「分離すれど平等」という判例を覆し、その後の公民権運動への道筋を付けた点で評価されている。

 3曲とも7月発売されているのだが、1位の愛の歌は別として2位と3位の内容が示すとおり、クリスマスの12月と並んで独立記念日の7月は、アメリカ人にとって特別な月であることがお分かりいただけよう。

 それにしても、この曲のピアノはイントロだけに限らず素敵だ。
 途中からだけどピアノ・パートがネットでアップされていた。(ちょっとヘタ)↓ 

 

 勝手にピアノ用にアレンジしたインスト曲ではなく、これみたいにピアノ・パートだけ抜き出して、今まで紹介したピアノ名盤全曲も聴いてみたい。
 どなたかお願い致します。

 参考にこの曲を収録したオリジナル・アルバムを紹介しておこう。

 72年7月10日発売 4th LP Chicago V Columbia 31102

HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム

 1stから3rdが2枚組LP、4thは4枚組のライブLPで、初めてのシングルLP。
 ソング・ライティングでRobert Lammが大活躍し、10曲中8曲を手がけた。
 Saturday in the ParkもLammの単独作品。
 72年8月19日のアルバム・チャートでグループにとって初の1位となり、シングルSaturday in the Parkのヒットもあいまって9週連続でトップに居座った。


V
ワーナーミュージック・ジャパン
2002-10-23
シカゴ

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 ↑上は輸入盤、下は歌詞対訳付きのプラ・ケース国内盤。
 02年Rhino Recordsにより3曲のボーナス付きでリマスター復刻されており音質は秀逸。
 日本盤は在庫が少ないので、興味のある方はお早めに!

 このアルバムからはもう1曲シングル・カットされた。

 72年10月発売 Dialogue (Parts I & II) / Now That You've Gone Columbia 45717
 72年12月9日24位

 72年11月シカゴ市Arie Crown Theaterでのライブ映像より。↓  




 最後に同じコンサートから再びSaturday in the Parkをどうぞ!

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