ピアノ名盤8 Laughter in the Rain (雨に微笑を) Neil Sedaka

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 Neil Sedakaは63年12月28日にBad Girlを最高位33位とし、64年1月4日の52位を最後にビルボードHot100から姿を消した。
 これが60年代最後のTop40ヒットとなった。
 その2週間後の1月18日The BeatlesのI Want To Hold Your Handが45位に初登場した。
 時代が変った。
 Brill Building系のアーティストには不遇の時代が始まった。

 それから10年以上経った74年10月12日。
 ビルボード誌にElton Johnの賛辞と共に1ページの全面公告が掲載された。
 
 Rocket Recordsは自信をもってNeil Sedakaのニュー・シングルLaughter In The Rainをお届けします。 Sedaka's Back!

 Laughter In The Rain / Endlessly Rocket 40313 発売
 74年10月19日95位にチャート・イン
 74年11月16日39位でTop40入り
 74年12月28日8位でTop10入り
 75年1月18日3位
 75年1月25日2位
 75年2月1日に62年8月11日のBreaking Up Is Hard To Do以来の1位を獲得した。



 ↑76年8月27日放送のMidnight Specialより。

 この歌、いいよね!
 日本でも繰り返しCM等で使われている。
 ピアノのイントロ、Neilの優しい歌声、美しいストリングス、ブリッジのサックス・ソロ、Phil Codyの歌詞もシンプルながら素敵だ。


 話をちょっと前に戻そう。
 不遇を強いられた60年代後半が終わり、70年代に入り状況が変ってくる。
 Carole KingのTapestryに代表されるシンガー・ソング・ライター・ブームの到来である。
 そんな中、Neilは72年英国ツアーを敢行して成功を収めた。
 そして、英国だけでアルバムを発表した。

 72年発売 Solitaire 英国RCA SF-8324 ↓

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 1. That's When The Music Takes Me
 2. Beautiful You
 3. Express Yourself
 4. Anywhere You're Gonna Be
 5. Home
 6. Adventures Of A Boy Child Wonder
 7. Better Days Are Coming
 8. Dimbo Man
 9. Trying To Say Goodbye
 10. Solitaire
 11. Don't Let It Mess Your Mind

 それにしても英国のファンは偉い、The Beach Boysもそうなのだが、米国本国での不遇の時代を支えてくれたのは海外のファンだったのだ。


 73年にはRCAを離れてMGMと契約する。
 
 73年発売 The Tra-La Days Are Over 英国MGM 2315-248 ↓

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 1. Little Brother
 2. Standing On The Inside
 3. Alone In New York In The Rain
 4. Caribbean Rainbow
 5. Let Daddy Know
 6. Suspicions
 7. Love Will Keep Us Together
 8. The Other Side oF Me
 9. Rock And Roll Wedding Day
 10. For Peace And Love
 11. Our Last Song Together

 この2枚のアルバムのバック・バンドは何と10ccだった。
 録音:Strawberry Studios(英国Stockport)
 プロデューサー:Neil, 10cc
 ギター:Lol Creme, Graham Gouldman, Eric Stewart
 ベース:Graham Gouldman
 ドラムス:Kevin Godley
 コーラス:10cc全員


 次は録音場所をハリウッドのClover Recording Studiosに移し、西海岸の名うてのミュージシャンを起用して録音された。
 プロデューサーはNeilとRobert Appere。
 
 74年発売 Laughter in the Rain 英国Polydor 2383265 ↓

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 1. The Immigrant
 2. A Little Lovin'
 3. Sad Eyes
 4. Flame
 5. Laughter In The Rain
 6. For The Good Of The Cause
 7. The Way I Am 8. Going Nowhere
 9. Love Ain't An Easy Thing
 10. Betty Grable
 11. Endlessly

 英国では20位まで上昇。
 これを受け、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったElton Johnが設立したRocket Recordsに米国での配給を任せた。
 そして、最初に述べた全面広告へとつながって行くのだ。


 シングルLaughter In The Rainの他に、NeilとEltonは英国での3枚のアルバムから選曲して米国向けのベスト・アルバムを発売した。

 74年発売 Sedaka's Back 米国Rocket 463 (23位)↓

HMVジャパン

 1. Standing On The Inside
 2. That's When The Music Takes Me
 3. Laughter In The Rain
 4. Sad Eyes
 5. Solitaire
 6. Little Brother
 7. Love Will Keep Us Together
 8. The Immigrant
 9. The Way I Am
 10. The Other Side Of Me
 11. A Little Lovin'
 12. Our Last Song Together
 Bonus
 13. For The Good Of The Cause
 14. Endlessly
 15. Love Ain't An Easy Thing
 16. Alone In New York In The Rain
 赤色、青色、緑色はそれぞれのアルバムに対応。

 このアルバムからは更に2枚のシングルがカットされた。

 The Immigrant / Hey Mister Sunshine Rocket 40370
 75年5月17日22位(米国政府に永住を拒否されたJohn Lennonに捧げられた)

 That's When The Music Takes Me / Standing On The Inside Rocket 40426
 75年8月16日27位


 その他に、The Captain & tennilleがカバーしたLove Will Keep Us Togetherが75年6月21日から4週連続1位となり、年間チャートでも1位と大ヒットを記録した。




 また、CarpentersがカバーしたSolitaireが75年9月20日17位まで上昇。↓




 そして、Elton(バック・ヴォーカル)との共演が実現する。



 Bad Blood / Your Favorite Entertainer Rocket 40460
 75年9月13日66位初登場
 75年9月20日32位Top40入り
 75年10月4日6位Top10入り
 75年10月11日1位(3週連続)


 75年発売 Overnight Success 英国Polydor 2442131 ↓ 

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 1. Crossroads
 2. Lonely Night
 3. Stephen
 4. Bad Blood
 5. Goodman Goodbye
 6. Baby Blue
 7. The Queen Of 1964
 8. New York City Blues
 9. When You Were Lovin' Me
 10. The Hungry Years
 11. Breaking Up Is Hard To Do


 75年発売 Hungry Years Rocket 2157 (16位)↓

HMVジャパン

 ↑米国ではHungry Yearsにタイトルを変更し、英国盤Overnight Successの5. Goodman GoodbyeをYour Favorite Entertainerに、7. The Queen Of 1964をTit For Tatに差し替えて発売。
 尚、差し替えられた2曲とアルバム未収録シングルB面Hey Mister SunshineとアルバムLaughter in the Rain収録のBetty Grableの4曲がCDにボーナス収録されている。


 Breaking Up Is Hard to Do / Nana's Song Rocket 40500
 76年2月21日8位(62年1位をリメイクしたスロー・ヴァージョン)


 76年発売 Steppin' Out Rocket 2195 (26位)↓

HMVジャパン

 1. Sing Me
 2. You Gotta Make Your Own Sunshine
 3. #1 With A Heartache
 4. Steppin' Out
 5. Love In The Shadows
 6. Cardboard California
 7. Here We Are Falling In Love Again
 8. I Let You Walk Away
 9. Good Times, Good Music, Good Friends
 10. Perfect Strangers
 11. Bad And Beautiful
 12. Summer Nights
 アルバム未収録シングルB面 (Baby) Don't Let it Mess Your Mindと未発表曲Time Waits For No OneとElektraシングル(Is This The Way To) AmarilloとShould've Never Let You Goの4曲がCDにボーナス収録されている。


 Love in the Shadows / (Baby) Don't Let it Mess Your Mind Rocket 40543
 76年5月29日16位

 Steppin' Out / I Let You Walk Away Rocket 40582
 76年7月31日36位(Eltonがバック・ヴォーカルで参加)

 You Gotta Make Your Own Sunshine / Perfect Strangers Rocket 40614
 76年10月16日53位


 Elektra Recordsに移籍。

 (Is This The Way To) Amarillo / The Leaving Game Elektra 45406
 77年6月25日44位

 78年に入り64年と似たことが起こる。
 ディスコ・ブームの到来である。
 またしてもNeilの求心力は急速に弱まって行く。


 80年代に入り、3年ぶりのヒットを飛ばす。

 Should've Never Let You Go / You're So Good for Me Elektra 46615
 80年6月28日19位(娘Dara Sedakaとのデュエット)



 ↑Elektraへの移籍後唯一にして最後のTop40シングルとなった。


 最後に手頃なベスト盤を紹介しておこう。

HMVジャパン

 ↑発売は94年とチョット古いが音質は良いし、70年代以降の全てのTop40ヒットを収録しているので一番のオススメ。


 「おまけ」

ガール・フレンド
WESTWOOD RECORDS
2004-08-18
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 ↑ジャケットに魅かれて衝動買いした1枚。
 未だ開封していないが、試聴サンプルやYouTubeでかなり聴ける。
 David Fosterプロデュースで日本のみの発売。
 喜太郎が作曲したアニメ1000年女王のテーマ「星空のエンジェル・クイーン」も収録されている。

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