Spandau Ballet(スパンダー・バレー) True (デラックス盤 2CD+DVD)

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 80年代前半の「第2次英国の侵略」の一翼を担ったSpandau Ballet。

 あくまでも個人的なイメージなのだがニュー・ロマンティックからニュー・ウエーブに移行していく中で、Duran DuranやCulture ClubやWham !のポップさと比較して、その英国的でオシャレな雰囲気はABCと同じく、やはりニュー・ロマンティックの騎手と言った方がしっくりくる。

 恐らく80年前後、この手のバンドは英国の田舎では誕生しそうでも、大都会ならともかく米国の田舎では決して誕生し得なかったと思う。

 現在、Spandau Balletについては09年からオリジナル・アルバムのデラックス盤化が進んでおり、3rdアルバムTrueはDVD付きで復刻された。
 今回、このデラックス盤を手にしてみて、気が付いたことを報告したい。

 まずは、アルバム発売前後のディスコグラフィーを整理しておこう。

 82年10月発売
 Lifeline (7位) アルバムからの先行シングル。

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 83年2月発売
 Communicatio (12位) アルバム先行シングル第2弾。

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 83年3月4日発売
 3rdアルバム True (1位)

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 83年4月発売
 True (1位)

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 83年8月発売
 Gold (2位) 因みに1位を阻んだのKC and the Sunshine BandのGive It Up。

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 それでは本題に入ろう。
 一番驚いたのは、このアルバムがバハマのナッソーにあるCompass Point Studiosで録音されたこと。
 90年発売の国内盤CDの解説にも記載されているので、見落としていただけなのだが、付属のDVD収録の映像を見てビックリした。



 ↑付属DVDと同じもの。Compass Point Studiosも登場。
 南の島にIsland RecordsのChris Blackwellが作った録音スタジオ。
 輝く太陽、青い海、ランニング・シャツにピチピチの海水パンツ。
 彼らのオフィシャルのイメージとはかなりギャップを感じるし、
 リラックスした雰囲気も良く伝わってくる。
 目的は分からないがプロのカメラマンが撮影したことは分かる。

 次に収録音源についてだが、
 Disc1はオリジナル・アルバムのみを収録。
 Disc2は12インチ・ミックス等を10曲(うち5曲がCD初収録)と83年5月1日収録のSadler's Wellsでの未発表ライブ音源4曲を収録。
 Disc3はOver Britainとしてビデオ発売されていたSadler's Wellsでのライブ10曲と、82から83年のBBCでのライブ5曲と、83年4月29日放送のOld Grey Whistle Testからライブ3曲と、True-The Making Of The Albumと題された上記バハマでの映像を収録。

 続いて音質と画質についてだが、
 Disc1は03年のリマスター音源をそのまま使用。
 Disc2は10年にリマスターされている。
 Disc3は元々がビデオ映像であり、画質は良いとは言えないが、十分楽しめる内容だった。
 私は英国Amazonから購入したが、NTSC方式・リージョンALLのDVDが封入されており、国内プレーヤーでも再生には全く問題なかった。

 本編が03年リマスター聞いて、ガッカリする必要は全く無い。
 むしろ大歓迎である。
 ????
 なぜなら、ここ1年でリマスターされたEMI系の音質に関しては、あちらこちらで不満が噴出しているからだ。
 例えば先に発売された1stアルバムJourney To Gloryの音質…
 英国Amazonのレビューを見ると凄まじいコメントが寄せられている。
 また、Duran Duranのデラックス盤の音質も結構叩かれている。
 大半は前回のリマスターの方が、良かったとの意見。

 だから、Disc1を聴いた時はてっきり10年盤リマスターと勘違いしており、その音の良さに、アレだけ非難されたからEMIもリマスターを工夫したのだなと。それが03年盤だったとは…。

 一旦、完成した10年盤リマスターをお蔵入りさせたものの、再リマスターする時間がなかったため、急きょ03年盤を流用したのか、
 時間とは関係なく、再リマスターの費用をけちって03年盤を流用したのか、
 それとも、当初から03年盤を流用するつもりだったのかは分からない。
 恐らく、費用をケチったのだと思うが、結果オーライである。

 個人的には03年リマスターはSACDを持っているので、最新技術でのリマスターに興味があったのだが、SACDはノン・ハイブリッドなので、これはこれで意味があるかな。(たぶん、今後はSACDしか聴かないけど…)
 因みに、SACDと03年盤リマスターの比較では、前者の方が音の重心が低く、音に艶と厚みがあり、バランスも良く効き易い。フォーマットが違うのだから当然のことであり、後者はCDとしては十分なクオリティーを確保しているのでご心配なく。
 それにしても、03年盤持ってる人は迷うだろうな。
 一方で、初めて買う人には、とにかくオススメである。

 一点、苦言を呈すると、ブックレットがペラペラであり、もう少し情報量を充実させて欲しかった。
 例えば、7インチ・シングルや12インチ・シングルのカップリングとか、バハマでの録音が秋と記載されているだけで基本的録音データがない。色々調べたけど、結局分からなかった。
 バハマについては82年11月撮影とされる写真がネット上で売られているので、Lifelineの録音はロンドンとなるのかな?
 
 最後に85年7月13日のライブ・エイドでの映像。



 前回、このTrueについて書こうと思ったら、ライブ・エイド25周年の当日であることに気づき、内容を変更してしまった。

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