Diana Krall(ダイアナ・クラール)When I Look In Your EyesSACD

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 02年発売のDiana KrallのSACD。
 ノン・ハイブリッドであるが、2チャンネル+マルチ・チャンネル仕様。
 2チャンネルのみの試聴であるが、とにかく音質は秀逸。
 何の問題点もない。
 ジャケットやブックレットの写真もステキだ。

 パーソネルは、
 Diana Krall(ピアノ、ヴォーカル)
 Russell Malone(ギター)
 John Clayton、Ben Wolfe(ベース)
 Jeff Hamilton、Lewis Nash(ドラムス)
 Larry Bunker(ヴィブラフォン)であり、
 ジャズ・ヴォーカル・アルバムと思いきや、実際は違った。
 
 Tommy LiPuma(プロデューサー)
 Al Schmitt(エンジニア)
 Johnny Mandel(オーケストラ・アレンジ、オーケストラ曲のみTommy LiPumaとの共同プロデュース)

 ?????

 Tommy LiPumaとAl Schmitt?
 確かAORかフュージョンの名盤で目にした記憶が…。

イタリアン・グラフィティ
MCAビクター
1992-01-21
ニック・デカロ

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 ↑74年発売のAORの名盤。Nick DeCaroのItalian Graffiti。

アート・オブ・ティー
ワーナーミュージック・ジャパン
2006-07-26
マイケル・フランクス

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 ↑75年発売のAORの名盤。Michael FranksのArt Of Tea。

ブリージン
Warner Music Japan =music=
2008-03-19
ジョージ・ベンソン

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 ↑76年発売のフュージョンの名盤。George BensonのBreezin'。

 90年代になってかなりJazz寄りなっていくのだが、コテコテのジャズと言うよりはクロスオーバー的な印象が強い。

アンフォゲッタブル
イーストウエスト・ジャパン
1997-11-25
ナタリー・コール

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 ↑91年発売の大ヒット・アルバム。ジャズに分類されているが、どう聴いてもジャズではなくポップスだよね。

 そして、99年発売の本作となる。
 Diana側が何を期待したかは、パーソネルから大体想像付くよね。
 たぶん、ジャズのジャンルを飛び越えたと言うよりは、ジャンルにこだわらないヴォーカル作品を目指したのかな?

When I Look in Your Eyes (Sl)
Umvd Labels
2002-11-26
Diana Krall

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 ↑ジャズに分類されているけど、やはりクロスオーバー的なポップスと考えるのが一番妥当だと思う。
 演奏は申し分ないし、特にJohnny Mandelのオーケストラ・アレンジが最高。
 肝心なDianaのヴォーカルはどうか?
 ハスキーと表現されているが、「かすれ声」と言うよりは、「しゃがれ声」である。
 枯れた味わいのする個性的な声だ。
 でも、唱法は極めてオーソドックス。
 このギャップに違和感を持つかどうかで、好き嫌いが分かれると思う。
 桑田佳祐が賛美歌を楽譜どおりに、可能な限り美声で歌ったとしたら…。
 たぶん、意外性はあるけど、つまらんだろうな。

 「しゃがれ声」で思い浮かぶのは、酒とタバコで60年代の美声を失ったこの人。

フェイスフル~ベスト・オブ・マリアンヌ・フェイスフル
ユニバーサル インターナショナル
2006-03-16
マリアンヌ・フェイスフル

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 ↑Marianne Faithfullの70年代中心のベスト。
 1曲目のBroken Englishとおまけのように最後に追加された64年のAs Tears Go Byを試聴サンプルで聴き比べて欲しい。
 すごいよね、この変わり様。
 同じ人には思えないほど、乱れ、汚れ、崩れている。
 でも、すごくいい味が出ている。
 個性的なしゃがれ声と個性的な唱法がとてもしっくりしている。
 大好きだ。マリアンヌ!

 Dianaはどうか?
 大ヒットして賞まで取ったのだから、評価の定まった名盤だ。
 多くの人が支持したのだから、ある種のニーズに答えたことになる。
 この事実は誰も覆せない。
 だから、ここからは個人的感想(好み)であって、作品の良し悪しとは関係ないので誤解して欲しくない。
 
 私の第一印象としては、ヴォーカル・アルバムではなく、ジャズ・ピアニストが歌も担当したアルバムとして受け取っている。
 演奏と編曲がパーフェクトなだけに、逆にヴォーカルがしっくりこない。
 いかにも、ヴォーカルのみ別録音しましたみたいな…。
 むしろ、一発録音の擬似ライブの方が、一体感が出るのでは?
 ちょっとぐらい、歌と演奏が粗くなっても良いから。
 そもそもジャズをポップスみたいに多重録音してもグルーヴは生まれるの?
 BGMやイージー・リスニングみたいに聴くのなら良いが…。
 とにかく、しばらく聴き込むことにしよう。
    
 そして、Jeff Beckのようにたまに歌う程度でギターに専念した方がよいのか。
 それとも、近年のEric Claptonのようにギター抜きの評価で勝負出来る逸材に変貌していくのか。
 これから自分なりに考えてみることにしよう。
 ちょっと厳しいかもしれないが、それだけ私のDianaに対する期待は大きいし、ジャズ・ピアニストとしての評価は高いのである。
 
 最後に、ボーナスとしてWhy Should I Careが2チャンネルStereoのみで収録されている。
 プロデューサーにDavid Fosterが加わり、極上のポップスに仕上がっている。
 歌、演奏、編曲、音質とも文句の付けようのない内容。
 この1曲で可能性が拓けた感じがする。
 ジャンルに関係なく、自分の声質と唱法に合った選曲をすること。
 でも、この曲みたいにタイ・アップがあればいいけど、ジャンルを決めないと売り方が難しいよね。
 特にアメリカでは…。  

 次回に続く…。

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