ピアノ名盤3 I Don't Like Mondays(哀愁のマンデイ) Boomtown Rats

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 79年7月21日に発売され翌週28日から4週連続で全英1位となったI Don't Like Mondays(邦題:哀愁のマンデイ)。
 The Boomtown Ratsにとってアイルランド出身のバンドとして78年11月18日初の全英1位となったRat Trapに続く2曲目の全英1位。 



 この曲は79年1月28日米国カリフォルニア州サン・ディエゴ市クリーヴランド小学校で起きた銃乱射事件に触発されてリーダー兼ヴォーカルのBob Geldofが作詞・作曲した。
 犯人は小学校の前に住んでいた16才のBrenda Ann Spencer。

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 大人2人を射殺し、子供8人と警官1名に重軽傷を与えた。
 銃社会のアメリカとはいえ事件現場が小学校というだけで十分衝撃的なのに、犯行の理由として「I Don't Like Mondays(月曜日がキライだから)」と供述したことが物議をかもし、世界中にセンセーショナルに伝えられた。
 小説かドラマであればいかにも16才の少女らしい、ちょっと気取ったお茶目でクールな表現なのだが、やらかしたことが重大で深刻過ぎた。真意はどうあれ、余りに安易に強行に及んでおり、再犯の可能性も疑われているのだろうか、彼女は未だに服役しているらしい。

 事件の重大性からこの曲はアメリカではほとんどのメディアで黙殺され、最高位は73位と低調だった。
 もしも事件現場がイギリスだったら、38年の独立承認まで属国と思われていたアイルランド出身のバンドの歌など、当然放送禁止となっていたことだろう。
 結果としては、イギリスでは対岸の家事的に大ヒットとなった。

 話を本題のピアノに戻そう。
 イントロの豪快なピアノに始まり、全編をつうじて印象的がピアノ使われている。
 


 それと、大波のようにうねるストリングスが非常にダイナミック。
 少しコチョコチョした口調のヴォーカルに対し歯切れの良いコーラス。
 ギターやベースやドラムスはあまり目立たない。
 何なんだろうこの迫力。
 ほとんどピアノと弦だけなのに…
 
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 ↑79年10月発売の3rdアルバム。(全英7位)
 05年ボーナス付きでリマスター復刻されており、音質は秀逸。
 
 個人的に彼らのことを知ったのは80年の初来日の時。
 確かNHKで土曜日にコンサート映像を放送されたはず。
 
 それにしても、このパンクあがりの兄ちゃんが84年にはBand Aidを提唱し、85年にはアメリカでのUSA For Africaを誘発してLive Aidにつなげ、86年には女王陛下からナイトの称号を授与され、06年にはノーベル平和賞の候補となるとは。何かスゴーイ感じ。



 前回のピアノ名盤2はこちら

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