The Vernons Girls(ザ・ヴァーノンズ・ガールズ) We Love 1962-1964

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 The Vernons Girlsは1950年代中盤、英国リバプールのある企業のイメージ・アップのために結成された。
 その企業はVernonsと呼ばれた賭けの胴元で、サッカーの試合結果を賭けの対象としていた。
 日本では公営ギャンブルや宝くじ等の例外を除き、賭博は違法であり、野球の試合結果で賭けたり、たとえ友人間の賭け麻雀であっても表向きには許されることではない。
 一方、国民性の違いか、何でも賭けの対象としてしまう英国人。
 様々な賭けが宝くじを買うように気軽に楽しめてしまう。

 当初は数十人が所属しており、クーポン券のチェックの仕事をしながら、地元のコンサートやテレビでスタンダード曲を中心に歌っていた。(仮に第1期と呼ぼう)

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 ところがが58年に様相が一変する。
 57年2月英国初の若者向けロックンロール番組としてBBCが6.5 Specialを放送し始めた。



 ↑後にあの007のテーマを作曲するJohn Barry Seven。

 これに対抗してABCも同趣向の裏番組を放送することとなった。 
 主な出演者はCliff Richard、Tommy Steele、Marty Wilde、同じリバプールのBilly Fury。
 そこへの出演が決まり、16人がオーディションの末プロとして選抜されることになった。
 ここまでの経緯はこちら。

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 ↑17人いるけど最前列左から2番目はマネージャーかな?

 58年9月13日から59年5月30日まで土曜日の晩に38回放送された。
 特設サイトはこちら。
 
 58年10月19日にはLP用の録音が行われた。
 Cliff RichardとPeter Elliottは別の日に収録された。

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Side A
"At the TV hop"_Cliff Richard
"Little Jonah"_Two Vernons Girls
"Rockin' Robin_Cliff Richard
"When the saints"_The John Barry Seven
"Buzz, Buzz, Buzz"_Vince Eager
"Good, Good"_Neville Taylor and The Cutters
"High school confidential"_Cliff Richard
"Bad Motorcycle"_The Vernons Girls
"Hey, Hey, Hey, Hey_Cuddly Dudley
"Zing went the strings of my heart"_The Dallas Boys
"Your hand, your heart, your love"_Peter Elliott
"Early in the morning"_Cliff Richard

Side B
"King Creole"_Cliff Richard
"There's never been a night"_Two Vernons Girls
"Leroy"_Neville Taylor and Dallas Boys
"Pancho"_The John Barry Seven
"Blue Ribbon Baby"_Vince Eager
"Little Miss Ruby"_Neville Taylor and The Cutters
"I'll try"_Cliff Richard
"Don't look now but"_The Vernons Girls
"Let's rock while the rockin's good_Cuddly Dudley
"Joshua"_The Dallas Boys
"The end"_Peter Elliott
"Somebody touched me"_Cliff Richard



 ↑ライバル番組のLPを2イン1にした編集盤。
 聞いたことのないレーベルであり、音質やいかに…。 
 あと個人的には馴染みのあるJasmine Recordsからも09年似たような内容の編集盤が発売されているが、こちらは日本国内の通販サイトでは扱っていないようだ。(残念!)



 ↑58年11月26日同じくリバープール出身のBilly Furyのデビュー・シングルMaybe Tomorrowにコーラスで参加。



 ↑98年発売のデビュー40周年記念2枚組。
 Maybe TomorrowのStereo盤が初めて収録された。



 ↑59年4月30日放送。1人目はあのTony Sheridan and his Wreckers。
 The Vernons Girlsは1:45よりDon't Look Nowで登場。
 


 ↑59年5月30日放送(最終回)。
 The Vernons Girlsは所々コーラスで登場するが、3:50よりI Had A DreamでDallas Boysと共演する。

 その後グループは徐々に解体が進み、The PearlsやThe Redmond TwinsやThe LadybirdsやThe BreakawaysやThe Two-Tonesに派生していった。
 また、Joyce Bakerはロックンロール・スターMarty Wildeと結婚(娘はKim Wilde)。
 Vicky HasemanはJoe Brownと、Lynn CornellはThe BeatlesのシングルLove Me DoでRingoに代わってドラムを担当したAndy Whiteと結婚した。

 61年Jean Owenがグループに参加した時には、既存メンバーは赤字の5人となっていた。(ここまでを第2期と呼ぼう)

 Barabara Mitchell
 Maggie Stredder(The Two-Tones、The Ladybirds)
 Betty Prescott(The Breakaways)
 Maureen Kennedy
 Margot Quantrell (The Breakaways)
 Francis Lea
 Vicky Haseman (The Breakaways)
 Jean Ryder(The Two-Tones、The Breakaways)
 Vera Brooks
 Lynn Cornell(The Pearls)
 Ann Simmons
 Mary Redmond(The Redmond Twins)
 Ann O'Brien(The Redmond Twins、The Pearls)
 Joyce Baker
 Carmel French
 Helen Taylor
 Rae Parker
 Dilys Jones
 Sally Sallis
 Gill Graham
 Eleanor Russell
 Sheila Prytherch
 Dorothy (Stevie) Parkin
 Eileen Byrne

 Rae Parkerが引退し、61年のクリスマスまでにThe Vernons GirlsはMaureen Kennedy(22才)、Francis Lea(21歳)、Jean Owen(18才)の3名となった。(ここからを第3期と呼ぼう)
 と言うよりは、グループはDecca RecordsのThe Vernons GirlsとPye RecordsのThe Breakawaysに分裂した。 



 ↑62年3月公開のBilly Fury(Decca)主演の映画Play It CoolでThe Vernons GirlsはBobby Veeを紹介している。



 ↑63年2月公開のMark Wynter(Pye)主演の映画Just For FunでThe BreakawaysはJoe BrownとLet Her Goで共演している。



 ↑PyeとPiccadilly音源の3枚組ベスト。
 Joe BrownはGeorge Harissonとも親交が熱く、追悼コンサートのエンディングでウクレレを弾いていたのはJoeです。 

That's How It Goes: Anthology
Castle Music UK
2003-09-16
Breakaways

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 ↑現在、廃盤のベスト。Amazonのレビューを参考にして下さい。(クーちゃん、てのが私です。)
 尚、その後The BreakawaysはJimi HendrixのHey Joeで、あの印象的なバック・コーラスを担当している。

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 ↑同郷のThe Beatlesとの1枚。
 The Vernons Girlsの衣装が、本CDのジャケットと同じだ。

 そんな縁もあってThe Beatlesの特番Around The Beatles(64年4月28日録画、5月6日放送)に参加。
 シェークスピアの「真夏の夜の夢」を寸劇で披露したあの番組。



 ↑P.J. Proby 2曲目のCumberland Gap 2:37からコーラスで登場。



 1:23からコーラスで登場。
 それにしても、The Beatlesが目当てではなく、P.J. ProbyでもLong John Baldryでもなく、The Vernons Girlsが目当てで画像を貼り付けるとは…。
 The Beatlesが絡んでいるので、消去されなければいいのだが…。
 
 64年6月頃Jean Owenが脱退し、Samantha Jonesの芸名でソロ活動をスタートさせた。
 64年11月20日ソロとしてのテレビ初登場を果たした。↓



 一方、The Vernons Girlsは代わりにJane Suttonが加入して11月にシングルを発売するが、65年4月正式に解散した。



 ↑Decca音源を全て詰め込んだベスト。
 まず、14ページのブックレットが素晴らしい。
 写真満載、情報に富んだライナー・ノーツ。
 そして、音質の素晴らしさ。
 バス・ドラムがこんなにゴンゴン(ドンドンではない)響いて良いのか?
 イコライジングでブーストさせた低音ではなく、Mono本来の力強さ!
 文句の付けようがない。
 復刻の鑑だ。

 本作より1曲少ない21曲の94年発売されたSee For Milesのベストを持っているが、これもそれなりに良い音質だったけど、買いお直して良かった!
 因みに1曲少ないのは最後の3人で発売した唯一にして最後のシングルのB面が収録されていないため。
 なのに、ジャケットは最後の3人の写真。(最後の3人の曲は1曲しか収録されていないのにね。)

 最後に00年に同じくRPM Recordsから発売されたSamantha Jonesのベストを貼り付けておく。↓



 ↑内容については、次回機会があったら…。

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