Duran Duran(デュラン・デュラン) Rio (2CD デラックス盤)

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 80年代前半の「第2次英国の侵略」の先陣を切ったDuran Duran。
 09年オリジナル・アルバム復刻の第1弾として、82年5月発売の2nd アルバムRioが2枚組デラックス盤仕様で復刻された。
 リマスターのうえ米国アルバム用のミックス5曲、デモ4曲、アルバム未収録シングル4曲、12インチ等の別ヴァージョン5曲を収録。
 これでビデオ・クリップが収録されていたら完璧だった。
 でも、それは欲張りと言うもの…。
 
 そもそも「英国の侵略(British Invadion)」と言う表現自体が、第2次世界大戦以降の世界の音楽シーンの中心に米国が君臨していたことを物語っており、70年代後半も米国発のディスコやパンクが世界中で大ブームとなっていた。

 米国のヒットが欧州やアジアでヒットすることはあっても、逆はかなりレアもしくは限定的なケースだった。

 ただし、言語が米国と同じ利点から他国よりは米国でのヒットは圧倒的に多かった。

 これが、MTVの普及(と言うよりは新しい音楽媒体の登場)により、60年代中盤の(第1次)英国の侵略以来の現象を巻き起こした。



 以前は大手レーベルの力を背景に全国版のメディア(テレビ・ラジオ・音楽雑誌)でパワー・プッシュされるのでもなければ、地道にコンサート活動をしながらアメリカ全土を回るしかなかった。

 地方のラジオ局やレコード店を回って売り込んだりして、徐々に評判や知名度を高めるしかなかったのが、四六時中プロモーション・ビデオを流し続ける専用テレビ・チャンネルが登場したのだ。
 
 これに若者や音楽フアンが飛びついたわけで、一般のテレビ局でもプロモーション・ビデオが流される機会は格段に増えた。



 66年8月でコンサート活動を中止したThe Beatlesが、自分たちの映像(プロモーション・フィルム)を製作しさえすれば、世界中が奪い合ってそれに跳びついた。

 一方、無名のバンドがプロモーション・フィルムを作成しても誰も跳びつかなかったものが、とりあえずMTVにより受け皿が完成し、これを上手に利用すれば絶大な販売促進効果が得られるようになった。



 60年代と同じでDuran Duranのようなイチ押しのバンドさえブレイクしてくれれば、音楽業界の鉄則で青田買いが始まる訳だ。(知らなかっただけで他にもいるだろ!次は誰だ?)
 これが第2次英国の侵略に形を変えて行くことになった。

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 ↑その後発売された1stと3rdアルバムのデラックス盤の音質のひどさに、英国Amazonのレビューで非難轟々の嵐が巻き起こっているが、本作のリマスターについては英国のフアンの間でも総じて好意的に受け取られているようだ。
個人的には全く問題なく素晴らしい音質だと思うよ。

 米国用にミックスが変えられたなんて知らなかったけど、米国の方がワイド・レンジで高音と低音を強調した感じを受ける。ちょっとブンブン、シャカシャカしているけどね。
 恐らく、当時の米国用ミックスをそのままリマスターしたためちょっと音質が落ちる印象を受けるのだろうけど、今回の英国盤リマスターの方がメリハリがあり、音が分厚く、キラキラ輝いているので、なおさらそう感じる。

 同時に82年ロンドンHammersmith Odeonでのライブ10曲がDVDとCDの2枚組で発売されている。
 また、ビデオ・クリップ6曲とTop Of The Popsでのライブ2曲も収録。↓ 



 ↓興味のある人にはメイキングのDVDも発売されている。



 ↑輸入盤DVD       ↑国内盤DVD

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