Rolling Stones(ローリング・ストーンズ) Let It Bleed(SHM-SACD)

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 10年6月30日ユニバーサル・ミュージックよりSHM-SACDなるものが発売される。
 SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD)が出始めた頃は、素材を替えただけでCDの音が良くなるなんて素晴らしいと思った。
 通常CDが全てSHM-CDになって行くのかなら大歓迎と思った。
 でも、始めのうちだけだった。 
 音質の向上の割には値段が高過ぎ!
 同じ価格なら当然SHM-CDを選ぶが、1,800円の通常CDと2,500円のSHM-CDのどちらを選ぶ?
 選べれば良いけど、SHM-CDしか発売されないこともしばしば。
 それでも、普及して行く過程では割高なのも仕方無いなと思ったのだが…。
 ただの便乗値上げだった。

 これに大嫌いな紙ジャケット化も並行して進んだので、輸入盤ばかり買うようになった。
 だから、日本盤の紙ジャケットは1枚も持っていないし、SHM-CDはサンプラーを6、7枚持っているだけ。
 つまり、安くなるのを待ってたわけだ。(ちょっと、セコイか…)
 
 それと、肝心な音源の問題。
 海外ではリマスターされているのに、それを採用しなかったり…。
 断言はしないけど、リマスターと言いながら、日本にあったコピーが音源だったりして…。
 洋楽の場合、正真正銘のマスター・テープは海外にあるので、本当の意味でのリマスターは海外でしか行えない。
 国外送付用のデジタル・コピーを音源として、それをリマスターするなんて、表現としておかしくないだろうか?
 それって、リマスターと言っていいの?
 ただのイコライジングだよね。
 
 また、これでユニバーサルは実質的にSACDを放棄したんだろうとも思った。
 ソニーのBlu-specや東芝のHQCDも追随して、世界を牽引してきた日本のSACD化は風前の灯となった。
 せっせと輸入盤SACDを買い求める日々が続いた。
 為替レートも円高だったしね。

 でも、SHM-CDの普及によりプライス・ダウンが進んでメーカー側の利幅が薄くなるか、逆に普及せずに行き詰まったら、次の一手としてSHM-SACDも有り得るかもしれいないと思っていた。
 今回、本当にそうなった。
 ロック・ポップス系10枚、ジャズ系5枚、クラシック系5枚の計20枚。

 これが色んな意味で徹底している。

 ◎ハイブリッドではないSACDのみのシングル・レイヤー。
 SACDを買い始めた頃は、ハイブリッドにこだわっていた。
 なぜなら、SACDプレーヤーがなかったから。(トホホ…)
 でも、SACDプレーヤーを手に入れたら、通常CD面は全く聴かなくなった。
 後になって知ったのだが、ハイブリッドのため盤面を2層にすることで、読み取り上の負担がかかるため音質に良くないそうだ。
 なるほど、音質重視なのか。

 ◎サラウンドなしの2チャンネルのみ。
 今回の復刻は旧譜ばかりで、サラウンドを想定して録音されていない。
 時代にもよるが、マルチ・トラック録音の場合には、サラウンド用にリミック出来そうだが、少なくとも8トラックはないとかなり苦しいと思う。
 複数のトラックを4つ以上のスピーカーに振り分ければ、当然音の分離は良くなる。
 でも、コンサート・ホールでのライブの再現とか映画でもなければ、後ろから音がすることに強い違和感を感じるのは私だけだろうか?(聴いたこともないのに、想像でモノを言ってはいけないかな…)
 やはり、何でもサラウンドにすれば良いとは思えない。
 そもそも、我が家にはサラウンド環境がないから関係ない。
 あと、2チャンネルとサラウンドを併用すると、盤面が2層になり音質に影響する。
 なるほど、ここでも音質重視なのか。

 気になるタイトルは以下のとおり。

 ロック/ポップス 10タイトル
①「レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ」
 「フーズ・ネクスト/ザ・フー」
 「いとしのレイラ/デレク・アンド・ドミノス」
 「461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン」
 「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」
②「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」
 「シンクロニシティー/ポリス」
③「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」
 「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」
 「ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ」

 ジャズ 5タイトル
 「ゲッツ/ジルベルト/スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」
 「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン/ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」
 「至上の愛/ジョン・コルトレーン」
④「エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド」
 「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1/サラ・ヴォーン」

 クラシック 5タイトル
⑤「ブラームス:ドイツ・レクイエム/カラヤン指揮ベルリン・フィル、他」
⑥「サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン》/バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、他」
⑦「バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/ショルティ指揮シカゴ交響楽団」
⑧「リスト:ピアノ作品集/クラウディオ・アラウ(ピアノ)」
⑨「バッハ:管弦楽組曲第1番、第2番/リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、他」

 何と数字をふった9枚以外は全てSACDを持っていた。
 それにしても4,500円は高い。
 どうしたらこんな値段になるんだ?
 徹底しているのは高音質だけではなく、高価格もであった。

 ①は米国Abkcoの02年のSACDと同音源。

レット・イット・ブリード
ユニバーサルインターナショナル
2010-06-30
ザ・ローリング・ストーンズ

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 ↑The Rolling Stonesの02年SACDはほとんどが廃盤なのでウレシイ!
 これだけは試しに買うことにしよう。

 ②③の国内オリジナル・アナログ・テープを基にした10年最新DSDマスターって何?
 国内のアナログ・テープのこと?
 それって明らかにコピーでしょ?
 1stジェネレーションか2ndジェネレーションのコピーでも問題ありだ。
 SACD化はオリジナルのセッション・テープからのデジタル・リミックスか2chStereoマスター・テープ(もしくはMONOマスター・テープ)からのリマスターが基本じゃないの?

彩(エイジャ)
ユニバーサルインターナショナル
2010-06-30
スティーリー・ダン

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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
ユニバーサルインターナショナル
2010-06-30
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

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 パスしよっ!

 ④は米国Verveの02年のSACDと同音源。
 97年発売の3枚組コンプリートBOXを持っていたのでSACDは買っていなかった。
 
The Complete Ella Fitzgerald & Louis Armstrong
Polygram Records
1997-05-20
Ella Fitzgerald

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 国内盤だけど通常のSACDがまで手に入るみたい。↓

エラ・アンド・ルイ
ユニバーサル ミュージック クラシック
2004-09-29
エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング

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 SHM-SACD↓。

エラ・アンド・ルイ
ユニバーサルミュージック
2010-06-30
エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング

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 迷うなー。

 ⑤⑥⑦⑧⑨は名盤なんだけど録音が古い。
 なのに高い!
 RcaやMercuryの古い録音のSACD化を見習って欲しい。
 個人的には2,500円を超えることは有り得ないと思うが…。
 パスしよっ!

 最終的には今回購入を検討するのは①のみにした。
 でも、SACDなので再販制度の規制がないので、値引きになるのが普通だよね。
 最大で20%ぐらい。
 少し待ってもいいが、限定盤なので売り切れたらどうしよう。
 02年の時は米国盤中心の復刻が気に入らなかったし、アラン・クラインのAbkcoというレーベルも大嫌いだったし、プレーヤーも持っていなかったので、値下がりするのを待つこととした。
 そして、思い出した時には大半が廃盤になっていた。
 かろうじて3枚組のSingles Collectionsだけは入手したけど…。
 さらにAbkcoが嫌いになった。
 
 とりあえず、もう少し様子を見ることにしよう。

 それにしても、確実にネット配信が主流になるだろうに、フィジカル(現物)のフォーマットについて、これだけ熱くなれるのもあと数年のことなのかな…。

 次回に続く…。

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