Linda Ronstadt(リンダ・ロンシュタット) Hasten Down The Wind

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 10年7月7日Linda Ronstadtのオリジナル・アルバム5作が再発される。
 記憶違いでなければ、国内盤としては初リマスター化のはず。
 それと、紙ジャケット仕様だ。

 一方、米国では既に07年より24カラット・ゴールドCD+紙ジャケットで5作のうち4作が復刻済みだ。
 発売はあのMobile Fidelity社で、The BandやThe Doobie BrothersのSACD化に対し、ゴールドCDだったことにガッカリしたものだ。
 しかし、一聴してその音質の素晴らしさに驚いた。
 特に、このHasten Down The Wind(邦題:風にさらわれた恋、76年発売)。 

HMVジャパン

 ↑09年リマスター復刻。プロデューサーはPeter Asher(ピーター・アッシャー)。
 ライナー・ノーツはないが、曲ごとのパーソネルと歌詞は掲載されている。
 紙ジャケットは結構頑丈な作り。
 
 まず、説明しないといけないのはバック・バンドのBryndleのこと。
 60年代末にロサンゼルスで結成されており、メンバーはWendy Waldman(ウェンディ・ウォルドマン)、Karla Bonoff(カーラ・ボノフ)、 Andrew Gold(アンドリュー・ゴールド)、Kenny Edwards(ケニー・エドワーズ)。
 ケニーはStone Poneysのオリジナル・メンバーであり、リンダと旧交が厚かったようだ。

 1曲目はLose Again(邦題:またひとりぼっち)。
 イントロなしで始まる出だしの1フレーズでノック・アウトだった。
  Save Me  Free Me



 ↑アルバム発売直後の76年11月16日の西ドイツでのライブ。
 リンダの名誉のために始めに断っておくが、恐らくノーマル画面をワイドに拡張しているので、ちょっとおデブちゃんに見えるのだと思う。

 ピアノをバックに淡々と歌うリンダのヴォーカルに、低音でオルガンが被さり、分厚いリズム・セクションが加わり、アンドリューとケニーの男性コーラスが続く。
 作者はカーラ。

 2曲目はTattler(邦題:おしゃべり屋)。



 74年5月にRy Cooder(ライ・クーダー)が発表したアルバムParadise and Lunchに収録。



 3曲目はIf He's Ever Near(邦題:彼にお願い)
 コーラスが美し過ぎる!
 水平線上に浮かぶ雲に後光が射すような…、虹が架かるような…。
 またしても作者はカーラ。
 コーラスは作者のカーラ、リンダ自身、そしてウェンディ。

 4曲目はThat'll Be the Day(ザットル・ビー・ザ・デイ)。



 Buddy HollyがThe Cricketsとして57年9月23全米1位にした曲のカヴァー。
 アルバムからシングル・カットされ76年8月21日初登場71位、10月23日最高11位(2週間)となった。
 ロック系のカヴァー曲の中ではWhen Will I Be Loved(邦題:いつになったら愛されるのかしら?)に続いて大好きな曲。



 ↑09年発売の没後50年メモリアル盤。(3枚組輸入盤)
 興味があるならコンプリート5枚組も発売されているよ。

 5曲目はLo Siento Mi Vida(ロ・シエント・ミ・ビーダ)



 共作ではあるが、リンダのオリジナルのラテン・バラード。

 6曲目はHasten Down The Wind(邦題:風にさらわれた恋)


 
 作者はWarren Zevon(ウォーレン・ズィヴォン)で76年発表のセカンド・アルバムWarren Zevonに収録。(このアルバムのプロデューサーはJackson Browneで、The Eaglesのメンバーも部分的に参加していたのが御縁だったのかも知れない。)
 リンダの録音にはDon Henleyがハーモニー・ヴォーカルで参加。



 ↑08年米国Rhino Records発売のデラックス2枚組。

 7曲面はRivers Of Babylon(邦題:バビロンの河)
 72年公開の映画The Harder They Comeのサウンド・トラックに収録。
 サントラと言うよりは、レゲエのJimmy Cliffの代表作の方がしっくり来る。
 サントラには作者のBrent DoweとTrevor McNaughtonが所属したThe Melodiansのヴァージョンが収録されている。



 ↑03年発売に2枚組デラックス盤。1枚組国内盤はこちら。

 78年4月には西ドイツのディスコ・バンドBoney M.のカヴァーが発売され、英国(5月13日から5週連続1位)を始めヨーロッパで大ヒットし、米国でも8月26日最高30位となった。



 ↑09年発売のBlu-spec国内ベスト盤。(06年発売の通常盤もある。)

 8曲目はGive One Heart(邦題:ハートをください)
 OrleansのJim Hall作で、リンダと同じAsylum Recordsに移籍後最初に発売したアルバムLet There Be Musicに収録。(御縁は色んな所にあるものだ。)

 9曲目のTry Me Again(邦題:もう一度だけ)
 リンダとアンドリューの共作によるオリジナル。

 10曲目はCrazy(クレイジー)



 作者はWillie Nelsonで、カントリー歌手Patsy Cline(パッツィー・クライン)により61年10月16日発売され、11月27日最高9位となった。
 63年5月5日人気絶頂で飛行機事故で亡くなったパッツィーの代表曲。
 そう言えばBuddy Hollyも59年2月3日飛行機事故で亡くなっているな…。


 
 ↑10年発売の元々は直販専門の米国Hip-o selectの限定盤。
 Sweet Dreams(コンプリート・デッカ・スタジオ・マスターズ 60-63)

 11曲目はDown So Low(ダウン・ソー・ロウ)



 作者はTracy Nelsonで、彼女がメンバーであったMother Earthが68年に発売したアルバムLiving with the Animalsに収録されている。



 ↑04年米国復刻専門レーベルWounded Birdが発売。

 12曲目はSomeone To Lay Down Beside Me(邦題:誰か私のそばに)


 
 作者はカーラ。
 はっきり言って、このアルバムがソング・ライターとしてのカーラを大きく後押しすることとなった。
 その結果、カーラは翌77年ファースト・アルバムを発売することとなり、リンダに提供した3曲とも収録されている。



 ↑08年廉価復刻の輸入盤。(恐らくリマスターされていな。)


Hasten Down the Wind
Mobile Fidelity
2009-03-24
Linda Ronstadt

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 ↑このジャケットを見れば見るほどイイ、美麗なものであればアナログLPが欲しくなったな。
 紙ジャケットと呼ばれるミニチュアLPジャケットは大嫌い。
 出し入れしにくいだけで、結局面倒になって聴かなくなってしまう。
 ジャケットが目当てなら、やっぱりアナログ盤を入手するべきだと思うな…。

 因みに、持っていたリンダのCDは、オリジナル・アルバムのリマスターを待っていたので、長い間以下の2枚だけだった。
リンダ・ロンシュタット・グレイテスト・ヒッツ
WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
2007-10-10
リンダ・ロンシュタット

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 ↑この国内盤初期ベスト(現在廃盤)。

Linda Ronstadt
Elektra / Wea
1999-11-19
Linda Ronstadt

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 ↑99年発売の4枚組BOX(私が持っているのは現在廃盤の日本盤)。

 入門用にどれか1枚と言えばこれかな…。↓



 ↑04年発売の復刻に定評のある米国Rhino Records編集のベスト(日本盤)。

 最後に、今回の日本での復刻がMobile Fidelityの音質を上回れるかどうか興味津々だ。
 今のところMo-Fiの音質で十分満足しているので、日本盤を買うつもりはない。
 誰かレビューしてくれないかな…。
 でも、SHM-CDではなく、最近話題になっているSHMのSACD(ノン・ハイブリッド)ならちょっと興味があるな。
 それと、紙ジャケットは止めて、その分安くして欲しい…。
 

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