スピーカー・ケーブル BELDEN ベルデン 8470 16GA その8

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 前回に引き続きスピーカー・ケーブル BELDEN ベルデン 8470 の8回目。
 前回までにロック・ポップス系でほぼ期待どおりの音に到達できたたことから、当面は通算12センチカットの3メートル38センチで打ち止めとし、切らないままクラシック系とジャズ系を聴きながら追い込んでいくことにした。
 追い込むと言っても、具体的にはディスクを数多く聴いて特徴と傾向を把握して、あと何センチ切るか見極めることなのだが…。

 クラシックについては、管弦楽、器楽曲、声楽曲はほぼ目標到達している。
 残るは交響曲、協奏曲、オペラなのだが、オーケストラのスケールの再現性がキー・ポイントで、特に「迫力があってもうるさくならないこと」と「オケの中でいかに金管楽器が調和しているか」の2点に絞り込まれた。
 
 オケが強奏した際の「ブワッと波に飲み込まれるような迫力」と「耳をつんざくような激しさ」では響きの質が全然違うと思う。
 音とは鼓膜が振動して、それが電気信号となって神経を伝わり、脳で感知するのだが、言葉で言うほど単純じゃない。
 オケの演奏を生で聴いた場合、楽器一つ一つが音を発しており、実際その音を聴いているのだが、私たちの鼓膜に届くのは、ホール全体の響きなのでしょう。
 コネがあって、いつも客席の中央最前列で聴いているのでもなければ、奏者とは何十メートルも距離があり、例えトランペットのソロ・パートであっても直接音以外に間接音(反射音)も聴いていることから、耳をつんざくなんてことはないのだろう。会場に足を運べば実際に目にしているとおりの音が聴こえてくるはず。
 
 これが録音されたものになると状況は変わる。
 ワン・ポイント録音とかマルチ・マイク録音とか色々あるが、作り手としても原音再生のためあれこれ考えているはず。
 だから、客席中央中段でオケを見渡すように鑑賞してたら、突然最前列にワープするようなことは起こらないはず。
 また、ロックやジャズみたいに、テレビで奏者がアップになったら、スポット・ライトを当てるようにその人の音だけ大きくなるなんてこともない。
 しかし、個々が所有する再生装置やリスニング環境によってはこんな不自然なことが起こってしまうのだ。

 実際問題、調整前の私のオーディオでは、オケが演奏しているのに、2メートルもある歌手の唇や、3メートルのトランペットや、5メートのピアノが眼前に出現していたのだ。
 あくまでもイメージの話ではあるが、オケの強奏の場面で、各楽器どうしのバランスが崩れなければ、こんなことは起こらず、フォルテシモはちゃんとフォルテシモとして強く大きな音として聴こえるはずだ。
 しかし、高音がキツイ等再生のバランスが崩れると、「フォルテシモ=3メートルのトランペットの出現」となって、音場を占拠してしまう。

 ホールでバランス良く溶け合ったオケの音を聴いてみたい。
 溶け合うけど、混じらず、濁らず、包み込まれるような音を、耳で聴くのではなく、身体で浴びたいのだ。
 でも、ロックやジャズ用に調整した場合、同じスピーカーでこんなこと出来るのか?
 両立は不可能な感じがする。心配になってきた…。
 とにかく、あれこれ聴いて確かめてみよう。

 次回に続く…。

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