ピアノ名盤1 Romeo & Juliet Henry Mancini (Nino Rota)

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 シェークスピア原作のイギリス・イタリア合作映画「ロミオとジュリエット(Romeo & Juliet)」は、イタリア各地で撮影され、68年3月ロンドンでプレミア上映された。

監督 : フランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli)

ロミオ役 : レナード・ホワイティング(Leonard Whiting 17歳)
☆Zeffirelliの自伝によると最初にロミオ訳をオファーしたのはThe BeatlesのPaul McCartneyだったそうだ。

ジュリエット役 : オリヴィア・ハッセー(Olivia Hussey 15歳)
☆まだ未成年のOliviaのヌード・シーンが問題となり、プレミア上映に参加出来なかった。

音楽 : ニノ・ロータ(Nino Rota)
☆元々正統的なクラシック界の人であり、映画音楽は趣味であり、手っ取り早い金儲けだそうだ。(信じられない)

 映画の内容もさることながら、主人公の二人が出会うシーンで使用されたWhat Is A Youth(作詞Eugene Walter、作曲Nino Rota、歌Glen Weston)は「愛のテーマ」とか「ロマンティック・テーマ」などと呼ばれ、映画史に残る名曲となった。 
 


 10月にはアメリカ、11月には日本でも公開され、世界中で大ヒットした。
 それに伴いWhat Is A Youthも多くのアーティストにカヴァーされることとなったのだが、中でもHenry Manciniのインスツルメンタル・ヴァージョンは最大のヒットとなった。
 Love Theme From Romeo & Julietとして69年5月10日全米チャートに71位で初登場し、The BeatlesのGet Back(5週連続1位)に替わって6月28日に1位となり、7月12日にはZager & EvansのIn The Year 2525(6週連続1位)に取って替わられるまで2週連続で1位となった。



 イントロなしでポロリ、ポロリとこぼれ落ちるように始まるピアノの音色。
 せつなさを更にかきたてるストリングスとホーンのアレンジ。

 ただ、残念なのは紹介できる適当なCDがないことだ。
 本作を収録したオリジナルLP A Warm Shade Of Ivory(69年5位)は在庫切れの状況。

A Warm Shade of Ivory
RCA
2004-11-16
Henry Mancini

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 ↑米国や英国のAmazonも同じ状況だが、米国Amazonで試聴してみたところかなり良かったので、即3つのサイトで入荷メール通知を登録した。

 代わりにオススメできるとすれば、95年発売の3枚組BOXがあるのだが、これも廃盤か…(一部の曲でマスターの劣化はあるが、基本的にリマスターにより音質は良好。) 

Days of Wine and Roses
RCA
1995-10-10
Henry Mancini
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 ↑生涯のうちにグラミー賞に70回もノミネートされ、うち20回受賞しているが、Love Theme From Romeo & JulietもBest Instrumental Arrangementを受賞している。
 また、アカデミー賞でも4回のオスカーに輝いており、彼の偉大な足跡に興味があるのなら、たとえマーケット・プレイスでも可能なうちに入手することをオススメする。

 一方、映画のサウンド・トラック盤も発売されているが、挿入歌を完奏ヴァージョンで楽しむのではなく、これが何と台詞がメインの構成になっている。
 個人でビデオを見ることが出来なかった時代には、これも意味があったのかも知れない。
 しかし、まさしくサウンド・トラックから音を収録しているので、現在であればDVDを買った方が映像付きの分だけ価値があると思う。

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 ところがどっこい、既発のDVDは音声がMONOなのに対し、本CDは何とStereoなのである。
 ひょっとしてBlu-ray化の際にSTEREO収録が実現するかもしれないが、それまで本CDの価値は失われないのだろう。
 私は89年発売の国内盤を持っているのだが、英語の台詞が全て掲載されているし、河原晶子氏の解説も参考になった。
 また、89年にしては音質も良好である。

 最後に同じくFranco ZeffirelliとNino Rota関連で60年のPlein Soleil(太陽がいっぱい)が05年にリマスター再発されたので紹介しておく。
 どうも単独でのCD発売は初めてだそうで、ヨーロッパでは映画の評価がそれほど高くないと言うのは本当らしい。
 日本ではアラン・ドロンと言えば、まずこの作品であり、このテーマ・ソング(#6)も極めて人気が高いのに…(信じられない。)
 また、Nino Rota自身はこの#6が嫌いだそうだ…(全く信じられない)



 少し遅れて日本盤も発売されている。(試聴も可能)↑

 ピアノ名盤2に続く。

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この記事へのコメント

shiki
2012年02月25日 21:11
かわいいっすなー、オリビア。家に置いておいてひまさえあれば眺めていたくなるほど。彼女は結局この一作だけという人もいるけれど、まったく余計なお世話ですよね。
わたしは一発屋という言葉がかなり嫌いです。
表現者として、これ、というものが一生に一つ残せれば、もう大いばりじゃないかと思う。(もちろん、表現者自身は、それではいやだ、前に進みたいという矜持なり欲はあって当然ですが) そこに、一発屋という言い方は何と愛情のないことでしょう。また音に関係のない話でした。PS 同居人がここでのYOUTUBE画面を見て、「誕生日のプレゼントはオリビアがいい」と言っています。
2012年02月26日 01:45
shikiさん、お久しぶりです。
一般的に世間で言うところの「一発屋」って、ちょっと小馬鹿にしたニュアンスが含まれてますよね。
でも、私もshikiさんと全く度意見ですし、むしろ、ロマンを感じてしまいます。
因みに、私が持っているコンピレーションで古いけどタイトルが気に入ってるのがあります。
THE TIME OF OUR LIVES
ザ・一発屋 われらが青春の日々
91年発売 東芝EMI TOCP-6577
話は変わりますが、shikiさん、同居人とは、
Spring has come.ってことでしょうか!
表現が昭和的でアイスミマセン。

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