Sam Cooke (サム・クック)  Keen Records Story (3CD Box)

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 Sam CookeのKeen Records音源が3枚組Boxで発売された。Yakameさんのブログ再発天国(仮)をちょくちょく覗かせてもらっているのだが、そこで見つけた。いつも私の知らないマイナーな再発専門レーベルが取り上げられており、今回も聞いたことのないNot Now Musicという英国のレーベルだった。Yakameさんはいつも音源重視で音質についてはコメントしていないし、いくらマイナーとはいえ890円は安過ぎる。安かろう悪かろうの例えで、リスキーとは思ったが、逆に安いから踏ん切りがついた。
 
 思えば02年にSpecialty Records音源がコンプリート化されて以来、次はKeen Recordsだと心待ちにしていた。

Complete Recordings of Sam Cooke With Soul Stirrer
Specialty
2002-10-22
Sam Cooke

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 HMVジャパン

 ↑Specialty Records自らが復刻した入魂の3枚組。それにしても安くなったものだ。

 もちろん今回もコンプリート化を期待したいところだが、同じ3枚組でも事情は違い、Keenでの1枚目から4枚目のLP全曲とシングルを一部収録したものだった。

 Disc1には以下の2枚を収録。

画像 Keen A-2001(Mono)
 Sam Cooke
 58年2月発売(13位)












画像 Keen A-2003(Mono)
 Encore
 58年11月発売












 ↑2枚ともMonoのみの発売。

 Disc2には以下のLPとシングル3曲を収録。 

画像 Keen A-2004(Mono)
 A Tribute To Lady
 59年4月発売












 ↑A-2004(Mono)とS-2004(Stereo)が発売されたが、本作にはMono盤のみ未収録。
 36分しか収録されておらず、Stereo盤との2イン1として欲しかった。もしくは、目一杯シングルを収録して欲しかった。

 Disc3には下のLPとシングルを収録。

画像 Keen LP 8-6101(Mono)
 Hit Kit
 59年発売












 ↑Monoのみの発売。こちらも空き時間が残り過ぎであり、レーベル・コンピレーションI Thank God(Keen LP 8-6103 Monoのみ 60年発売)からの曲やLP Wonderful World Of Sam Cooke(Keen LP 8-6106 Monoのみ 60年発売)を 収録して欲しかった。

 とは言え、この値段の安さだからLP4枚丸々収録しただけでも最低ラインはクリアーと言うところか…。
 それでは、気になる音質はどうかな?

The Keen Records Story
Not Now
2010-01-25
Sam Cooke

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 HMVジャパン

 音質は良好。改善の余地はあるが、一応リマスターの表示もあり、十分試聴には耐えうる水準だった。予想に反してチョット驚きだった。
 ブックレットは無しで、3面見開きのジャケットに曲名とライナーノーツが記載されている。
 本作についてはLP4枚を完全収録していること、50年代の録音であることを考慮すると音質が平均点を軽くクリアーしていること、とにかく安いことからオススメの1枚。
 願わくば、値段が高くなっても良いので、しかるべきレーベルから完璧なコンプリート盤を期待したいところだ。

ポートレイト・オブ・ア・レジェンド
ユニバーサル インターナショナル
2003-09-17
サム・クック

ユーザレビュー:
夕暮れ時にサム・クッ ...
待ちに待った正真正銘 ...
とにかく最高!の一言 ...
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 ↑Abkco Recordsがしかるべきレーベルかは別として、このSACDによるオール・タイム・ベストはこの上ない素晴らしい音質。Keen音源も8曲収録されており、一部は何とStereoで収録。気持ちイイの一言!!Samが声を張り上げても、それほど耳にキツクないし、スカッとさわやか!低音の重心も低く、音の分離も良く、今までは何だったのかとショックを受けた。でも、既に廃盤か…残念。詳しくはAmazonのレビューを参考にして!クーちゃんてのが私です。

 ↓通常CDは何とかカタログに残っていた。

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この記事へのコメント

オールド・マン
2011年06月26日 11:13
はじめまして。とても素敵な充実したHPですね。初めて書き込みのおじゃまをさせて頂きます。わたくしもこのサム・クックの3枚組を買い求めたのですが、近く、
4枚組で8作品を収めた輸入盤BOXが出るのだと聞きました。レーベルは、たしか、Real Gone Jazz というところのようです。この8作品を収めたBOXの内容について、ご存知のことがありましたら、ぜひご教示くださいませ。この Keen 音源の3枚組と重複する部分もあろうかと思いますが、詳しい情報をお持ちでしたら、ご案内くださいませんか。ご回答を楽しみにしております。お世話さまです。
オールド・マン
2011年06月27日 04:26
きのう、サム・クックのKEEN時代の音源3枚組に関するお尋ねをした者です。新しく出る4枚組(8作品およびシングル曲収録)を購入してしまえば、これまでのKEEN音源3枚組は、およそ不要になるほどでしょうか? また、もうひとつお尋ねしたいことがあります。
サイトでも紹介されていました国内盤CD、「ポートレイト・オブ・ア・レジェンド1951-1964」ですが、とても音が良いSACDとのお話でした。これの輸入盤のほうは、SACDではなく、日本盤のような高音質は求められないと認識した方がよろしいでしょうか? SACDというのは日本国内盤だけの仕様であったのでしょうか? よろしければご案内ください。私もサム・クック大好きです。


2011年06月27日 22:58
オールド・マンさん
返答が遅れて申し訳ありませんでした。
まずは情報の早さに驚きました。
たぶん発売元は英国だろうと思いAmazon.ukをまずチェックしてみました。
8 Classic Albums Plus
発売7月5日
レーベル Real Gone Rnb
米国Amazonではレーベルが101 DISTRIBUTIONですが、Importとなっていることから配給会社であり、発売は英国だと思われます。どちらも枚数は1枚となっています。
ただし、米国には以下の説明がありました。
2011 four CD collection containing eight of the Soul singer's classic albums plus bonus non-album recordings.Includes the albums Sam Cooke, Encore, Tribute To The Lady, Hit Kit, I Thank God, Cooke's Tour, Hits Of The '50s and Swing Low.118 tracks.
とりあえず98曲の曲目リストも掲載されています。
尚、I Thank Godは単独ではなくVarious Artistsによるコンピレーションです。
Cooke's Tour以降の3枚はKeenではなくRCA Victorのアルバムです。
Tribute To The LadyとRCAの3枚にはMonoの他にStereoも存在します。4枚組にTribute To The LadyのStereo盤が収録されたら画期的ですが、Mono盤ならば3枚組はお払い箱となります。
(続く)
2011年06月27日 22:58
(続き)
4枚組でKeen音源を網羅できるかどうかは今のところ分かりません。(ごめんなさい)
この4枚組は発売後50年が経過して、英国で著作権が切れたことで実現したものと思われます。
海賊盤みたいなものなので音質に問題があるかも知れません。(マスター・テープではなくコピーやレコード盤が音源かも…)
最後にSACDは世界共通ですが、専用プレーヤーが必要になります。
欧米のメジャー・レーベルはクラシックやジャズの一部を除き既にSACDに見切りを付けています。
今後はCDの規格を上回る24bit 96khz以上のネット配信(ハイ・レゾ、high resolution audio)が主流になっていくと思われます。
オールド・マン
2011年07月09日 16:05
ご丁寧なおこたえ、誠にありがとうございます。本当に様々なことにお詳しくて、感心いたします。SACDというものは専用の機器がないと聴けないとのことですので、サム・クックのそのCDを中古で探そうかと思っていたのですが、やめたほうがよさそうですね?(私は3万円台の安価なCDラジカセで音楽を聴いています。)
サム・クックのこのCD,どこかで普通のプレーヤーでも聴けると読んでいたのですが、私の誤解であったようです。同一のCDでも、SACDではない輸入盤だったのかもしれません。ところで、今度発売されるBOXですが、Real Goneというレーベルそのものが海賊盤的音源を扱っているのでしょうか、あるいはサム・クックのこの件に関してのご推量でしょうか。と申しますのは、このReal Gone(Jazz)というレーベル名で、ジャズのリー・モーガンの4作品が収まった2枚組CDが昨年あたりに出たのです。購入しようかと思ったのですが、このレーベルそのものが音質において信頼できづらいのであれば、購入を遠慮しようかと思い直しました。なにぶん購入するときの情報や知識に通じていないので、いつも分からないことばかりです。9月にはサムの「Invested Soul」(というタイトルでしたか、4枚組)が再発されるとのことで、聴いてみたいのですが、財布と相談せねばなりません。私は「マン・アンド・ヒズ・ミュージック」、「ゴスペル・トゥ・マイ・ソウル(編集盤)」「ハーレム・スクエアのライヴ」、「ナイトビート」などを所有しており、後者の2作は「Invested Soul」に入っているようですね。私の上記の蔵盤4種類ほどからしましても、それでも「Invested Soul」は購入・一聴の価値がありましょうか? どうぞ個人的なご見解・ご感想をお聞かせ下さい。お読みいただき、ありがとうございました。
オールド・マン
2011年07月09日 16:11
追記:「ポートレイト・オブ・ア・レジェンド」についてですが、HMVのサイトで見ましたら、輸入盤でDHD(DAD?)リマスターとかいう表記になっていました。これは、SACDとはまたちがった「高音質CD]なのでしょうか? それは、通常よく聞かれるリマスターとはまた異なるリマスタリングなのでしょうか? これまでの、たとえば「マン・アンド・ヒズ・ミュージック」(私は90年代半ばに買いましたがリマスター云々など無いCDであると思います)などに比べれば、まったくかけ離れた高音質で聴けるのでしょうか。
オールド・マン
2011年07月10日 00:33
申し訳ありません、「the man who invented soul」でした。なぜ投資(invest)などと書いてしまったか我ながら判然としません。泉下のサムさんにも申し訳ないことでした。また、「ポートレイト~」の輸入盤のリマスター表記は、DSDリマスターというのが正しいようです。やはりこれと、SACDとは違うのでしょうね・・・。
2011年07月18日 09:31
 オールド・マンさん
 返事が遅くなって申し訳ありませんでした。
 まず、CDプレーヤーで聴けるSACDとはハイ・ブリッド(Hybrid)ディスクのことだと思います。
 これはCDとSACDの2層構造であり、CD層は通常のCDプレーヤーで試聴できますが、SACD層は聴くことが出来ません。
 DSD(Direct Stream Digital)マスタリングは、アナログ信号を直接デジタル信号に変換する方式であり、CDのPCM方式44.1kHzに対し64倍の密度で一般的にSACDに使用されます。
 アナログ・テープから直接変換するのがミソであり、企画が小さくなったCD用のデジタル・マスターからSACD化しても意味がありません。
 一般的にSACD化はアナログのマスター・テープもしくは状態の良いコピーからマスタリングされるので、その際にCD用にも独自にリマスターされたり、DSDマスターをダウン・サイズしてCDが作られます。ただし、ダウン・サイズに不具合があると返って悪い音のCDになります。
 尚、SACDにはハイブリッドの他に、SACD1層構造のシングル・レイヤーがあり、1層構造の方が信号の透過に負荷がないため良い音となります。
(続く)
2011年07月18日 10:08
(続き)
 RCAの権利を持つBMGと統合したSONYより、8枚のアルバムがStereoで発売されます。
Cooke’s Tour (1960)
Hits Of The 50s (1960)
Swing Low (1961)
My Kind Of Blues (1961)
Twistin The Night Away (1962)
Mr. Soul (1963)
Night Beat (1963)
One Night Stand! Sam Cooke Live At The Harlem Square Club (1985, but recorded in January 1963)
 最後の2枚以外はThe Man Who Invented Soulのリマスターを担当したVic Anesiniにより新たにリマスターされたようです。
 最初の3枚がReal Goneのボックスとダブっています。Legacyの方が信頼できますが、Real Goneは異常に低価格なので、トライして聴き比べるのも良いと思います。
オールド・マン
2011年07月19日 06:16
わかりやすく、お詳しいお返事、本当に有難うございました。書き込みに対して、このように篤実なお返事・ご案内をいただけまして、たいへん感銘を受けています。すごく嬉しかったです。知らないことばかりなのですけれど、それに対して手を取って教えて下さるような筆致に頭が下がります。また、たいへん素敵なHPだと思います。これからも是非、再訪を重ねさせて下さいね。本当に有難うございました。

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