Whitney Houston (ホイットニー・ヒューストン) 25th Anniversary+α

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 Whitney Houstonの1st アルバムが発売25周年を記念してデラックス盤化された。
 非常に思い入れのあるアルバムであるが、国内盤CDの音質には長い間不満を持っており、リマスター再発を心待ちにしていた。(デジタル・ノイズと言うか、何かワサワサした感じとか、ヴォーカルが濁るというか、ミックスが雑というか… 気のせいかなー)今回の復刻には期待大だな!

 本題に入る前に、デビュー当時の状況を整理しておこう。
 まず、契約したArista Recordsの社長Clive Davisに伴われて出演した83年6月23日放送のMerv Griffin ShowからHomeをどうぞ!


 
 今回のデラックス盤のボーナスDVDにも収録されており、37インチのフル・ハイビジョンAquosで試聴したが、標準的なビデオ画質のレベル。時代を考えればまずまずの画質だろう。尚、ネットの方が少し収録が長い。(歌い終わってハグしてキスする程度の違いだけど。)

 84年5月15日Teddy PedergrassのアルバムLove Lunguageからの先行シングルHold Meで、デュエットではあるが実質的なレコード・デビューを果たす。(46位)
 交通事故で車椅子生活であった彼とどのような形で録音されたか誰も語っていないし、シングルのジャケットさえ見つからないのが不思議だ。(ひょっとして二人は別々に録音したのかな?)
 尚、理由のいかんにせよ、Whitneyの売り出しのため一役買って出たTeddy Pedergrassさんは、つい先日の10年1月13日永眠されましたのでご冥福をお祈りします。

 1stアルバム発売にはプロデュースの総合指揮を取ったClive Davisの意向で、有能なプロデューサー(Narada Michael Walden、Michael Masser、Jermaine Jackson、Kashif)と良質な楽曲の確保を優先したため、かなりの時間を要した。

 85年2月14日1stアルバムWhitney Houston(1位、年間85年29位、86年1位、87年22位)

 しばらくして第1弾シングルが発売されたが、アルバムに対する評論家等の高い評価に反して、厳しい船出となった。

 85年4月12日Someone For Me / Thinking About You(ノン・チャート)

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 完全に選曲ミス。決して悪い曲ではないのだが、前評判は評論家等の玄人すじのもので、実際にレコードを買ってくれるのは素人。なんだかんだ言っても世間ではまだ実績のない無名のシンガーなのだから、興味をグイッと引き寄せる「つかみ」の点で大失敗。

 その後の歴史的大成功を考えると、シングルでは厳しい出だしとなったが、次作で期待どおりの巻き返しに成功する。

 85年7月7日You Give Good Love (邦題:そよ風の贈りもの)/Greatest Love Of ALL(3位、年間47位)

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 因みに最高の3位となった85年7月27日の2位はShout(Tears For Fears)、1位はEverytime You Go Away(Paul Young)だった。

 続いてWhitneyにとって初の全米1位で、世界中に彼女の才能を知らしめる大ヒットが登場。

 85年10月16日Saving All My Love For You / All At Once(1位、年間23位)

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 ↑私自身この曲で彼女のことを初めて知った記念碑的作品。MTV全盛時代にあの印象的なプロモーション・ビデオを目にしたわけだ。 
 
 また、次作も1位となり、7曲連続1位の快進撃へとつながっていく。

 86年1月13日How Will I Know(邦題:恋は手さぐり) / Someone For Me (1位、年間6位)

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 86年3月21日Greatest Love Of ALL / Thinking About You(1位、年間11位)

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 みなさん、ここまででお気づきと思うが、Whitneyのシングル盤のジャケット、今となっては非常にレアなんです。アルバムのジャケットはネットから簡単に手に入るのだが、シングルはなかなか見つからない。見つかっても上のように状態が良いものとはお世辞にも言えず、貼り付けはしたものの本当にこれが当時のジャケットか保証はできない状況。だから、デラックス盤には音質の改善に加え、ブックレットにシングル・ジャケットの掲載を期待したいところだ。それでは本題に移りましょう!

Whitney Houston: 25th Anniversary Edition
Sony Legacy
2010-01-26
Whitney Houston

ユーザレビュー:
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 まず、20年以上気が付かなかったのだが、アルバムのジャケットが日米で違っていたこと。
 また、曲順も違っていてビックリ! でも、Arista Recordsの場合日本の配給側の考えもあるのだろうが、結構こういうことって多い。例えばPaul DavisのアルバムCool Nightでは、本人の写真が風景に差し替えられた。(ひど過ぎる)

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  肝心な音質であるが、リマスターにより確実に良くなっている。ただし、個人の好みによることを最初にお断りしておくが、ミックスがあまり好きではない。もっと、Whitneyのヴォーカルを際立たせるようなバランスにできなかっただろうか?はっきり言って演奏がでしゃばり過ぎでうるさい。10年以上前に流行った高音をシャカシャカ強調して低音をブーストさせたような作り。もっと、自然な音場でWhitneyの声をじっくり聴きたいのに!!元々4人のプロデューサーがいたのだから、1曲ずつ丁寧にリマスターして欲しかった。でも、これが80年代の音なのかな…

 ブックレットは力作ではあるが、後年の写真は必要なく、デビュー前後のレアな写真を掲載して欲しかった。(残念ながらシングル・ジャケットの写真はなかった。)尚、輸入盤には珍しく歌詞が掲載されている。個人的には、既に歌詞はあるので、写真を増やして欲しかった。

 ボーナス曲については、これこそ好みが分かれるのだが、80分弱の収録時間を考えれば、よくぞここまで詰め込んでくれたという感じ。文句が言えるはずがない。ただ、個人的にはHow Will I Knowのアカペラのように、初期テイクや別テイクや没テイク等の未発表曲をもっと聴きたかった。ちょっとぜいたくなお願いかな?いずれにせよCD1枚では足りなかったということか…でも、この安さでは仕方ないか!

 ボーナスDVDは、CliveとWhitneyの回想録、ライブ映像3曲、プロモーショナル・ビデオ4曲を40分ほど収録している。初めてこのアルバムを買う人がうらやましい。何でも付いてくるって感じ。因みに、輸入盤は英語も含めて字幕は一切なし。

 今回、このデラックス盤を見て・聴いてつくづく思うのは、当時私たちが22歳の若き女性に感じた新たなる才能は、期待を裏切ることなくポピュラー音楽を代表する大きな才能へと成長したということ。やっぱり、このアルバム大好きだな!オススメの1枚。

 最後に、来週来日コンサートに行かれる方は、思う存分楽しんで来てください。今日は韓国ソウルのオリンピック体育館か… だんだん近づいてくるね!

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