Shirley & Lee(シャーリー&リー) Sweethearts Of (4CD Box)

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 本当は90年に発売されたLegendary Masters Seriesが欲しかった。
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 このシリーズはCapitol Collectors Seriesと双璧の米Capitol系の優れた旧譜復刻シリーズ。
 マスター・テープのオーナー会社が本気でCD復刻に取り組んだら、こんなに素晴らしい音質で何十年も前の音源が息を吹き返すなんて、東芝EMIだけの努力では限界があるなとつくづく思った。
 ただし、当時地方では輸入盤が手に入りにくい状況で、カタログでは知っていてもお目にかかれないというCDがたくさんあり、入手できないままとっくの昔に廃盤になっていた。
 95年にCollectable Recordsが復刻してくれたのだが、あの炎をかたどったレーベルのロゴがデカデカとジャケットに印刷されている。
 かっこ悪い。内容が良いだけにがっかりだ。台無しだ!

The Legendary Masters Series, Vol. 1
EMI America
1995-09-01
Shirley & Lee

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 Amazonのマーケット・プレイスで入手できない訳ではないが、マニアックな復刻で定評のある独Bear Familyから97年に4枚組のBoxが発売されていたので、いっそのことそちらを購入することとした。

The Sweethearts of the Blues
Bear Family
1997-04-01
Shirley & Lee

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 50年Shirley Goodmanが作ったデモがAladdin Recordsに認められ同級生のLeonard Leeとデュオを組むこととなった。(二人とも36年6月生まれ、ニュー・オーリンズ出身)
 52年デビュー・シングルI'm GoneがR&Bチャートの2位となり、その後恋人同士に仕立てられ「ブルーズの恋人たち」(本BOXのタイトル)というキャッチ・フレーズで活動した。
 56年にはそれまでの恋人路線から転換し、Let the Good Times Roll(c/w Do You Mean to Hurt Me So)がR&Bチャートで1位、POPチャートで20位となる大ヒットとなり歴史に名を刻んだ。(この頃Shirleyが金切り声を抑えて低音気味で、Leeが逆に高音を張り上げるスタイルが登場)
 続いて57年I Feel GoodがPOPチャートで38位となるが、その後ヒットに恵まれず62年に解散した。

 本BOXは二人の52年6月24日から63年1月22日(契約上の解散後の録音?)までと個別での63年8月9日までの恐らく全録音を収めている。全112曲スゴイ!
 ShirleyのソプラノとLeeのバリトンが特徴であるが、音質については地方スタジオでの録音が大半であることを考慮すると秀逸と言って良いだろう。ただし、50年代前半の録音については、曲によってはShirleyの声質によるものなのか高音が鋭く耳に突き刺さるものもある。当時の録音技術では彼女の特徴ある高音を正確に捉え切れなかったのか、マスターの劣化によるものなのか、可能性は低いがマスタリングの不備なのか、それとも私のオーディオ・システム上の問題なのか判らないが、全般的には問題ないのでご心配なく!
 ブックレットはBear Familyらしく、ライナーノーツ、詳細なセッショングラフィ、写真等言うこと無し。オススメの1枚。

 最後にちょっと気になるのだが、60年にはニューヨークで多数録音されており、もしもマルチトラックのセッション・テープが存在しているのなら、Legendary Masters Seriesは積極的なリミックスを行っていたので(いわゆるADD)、初Stereo化や初リアルStereo化曲があるかも知れないということ。(誰か教えて!別物と考えれば、やっぱり買わないとダメか…)

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